クイズ大陸



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?s_hskz 2015/10/20 13:42
matcherさん、みなさん、有り難うございます。


『論理サバイバル』という著書のなかで三浦俊彦氏が「森の射手問題」について以下のような説明をしています。

===引用開始
選択肢が《単なる可能性》の場合と《実在物》の場合とでは、現実に何が真実らしいかという確率が違ってってくることがある。
===

…… 私には到底理解できそうにありません。多数回試行が許されれば、そこから求められる「確率」についての評価値から、選択肢が《単なる可能性》の場合と《実在物》の場合とを識別可能ということになりますが……承知いたしかねます。例えばこの世界が(量子力学で検討された)多世界なのか否か、実験で判別できると解する物理学者はほぼ皆無と存じます。

私にとっては、「森の射手問題」の 1)と、 2)、そして私が付け足した 3)は全て同じ構造の確率問題にみえてしかたがありません。 1)では《単なる可能性》、 2)では《実在物》……差があるのでしょうか。 確率論で云うところの根元事象に差はないと思うのですが、私の勘違いでしょうか。


さて、「眠り姫問題」で、《私が目覚めた》ときに、場合Aの森と場合Bの森とのどちらか一方で目覚めるわけですから、《私が目覚めた》片方の森は《実在物》ですし、もう片方の森は《単なる可能性》に過ぎません。

※注:私は両者を区別しませんが。

「森の射手問題」の 1)と、 2)とで、確率が異なるとおっしゃる皆さんは、「眠り姫問題」でも、「森の射手問題」の 1)と同じ解釈をなさるはずと存じます。 皆さんのお答えを拝見しながら、少々悩み込むことになりそうです。
 
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