クイズ大陸



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?s_hskz 2015/11/13 11:39
 
Yssさん、私の解釈についての綺麗なまとめを有難う御座いました。

>No.93へのレスで「コイントス確率空間で処理すべき設問だろうと判断すれば、目覚めの有無はいっさい関わってこないのです。」と書かれていますが(いまでもそのお考えでしょうか?)

はい。テキトー派の私はそのように考えております。ところが、あのあとに、私の中では、テキトー派原理主義者が勢力をのばしつつありまして。穏健派と、しのぎをけずりあっております。

テキトー派原理主義者の言い分は以下の通りです。

・目覚め基準の確率空間で処理をするときめたときには、チョーカーの色についての確率は計算できる。しかし場合Aかどうかについて確率を申し立てることをしてはいけない。なんとならば、それは別の確率空間の根元事象だから。(ふたつの確率空間が矛盾せずに同居可能な確率問題は多数あり、その場合にはこんなことは言わない。たとえば先日投稿したばかりの似て非なる問題では矛盾がおきないからオーケー)

・コイントス基準の確率空間で処理をするときめたときには、場合Aかどうかについての確率は計算できる。しかしチョーカーの色についての確率を申し立てることをしてはいけない。なんとならば、それは別の確率空間の根元事象だから。(実際に苦しいことに。場合Bの二日目の目覚めの確率が1/4だと主張するにはトリッキーな仮定を必要。)

私のなかでは、あれこれ原理主義者がやかましく、穏健派は困っております。(^ω^)

追記:過激派がメガホンをもってがなりたてつつ言うことには

ひとつの確率空間だけで処理できる問題ならば、その確率空間にそなわる根元事象にたいして、いかなる確率を割り当てても数学的にはかまわない、これはベルトランのパラドックス(本当はパラドックスではありませんが)で、明らかになっています。1/2派だろうと1/3派だろうと数学的に正しいのでしょう、もしも眠り姫プロジェクトが〈ひとつの確率空間だけで処理できる問題〉だったならば。

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