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s_hskz
2015/11/10 12:02
(似て否なるほうではなく)眠り姫問題の異常性は、私の見地によれば、以下の問いに集約されます。
◇問α「今は第1日め、実験開始の直前である。場合Aである確率は? また、次にあなたが目覚めたときに場合Aである確率は? 両者の確率が等しくないとすればそれはなぜか?」
◇問β「さああなたは目覚めた。今は第2日めである。場合Aである確率は? 第1日目に場合Aである確率が1/2としたあなたにとって、もしも第2日めの場合Aである確率が等しくないとすれば、それはなぜか?」
私は、眠り姫問題にはふたつの確率空間が設定されていることに気がつくべきだと考えます。赤チョーカーである確率を計算するには、各目覚めを同様に確からしいとして処理する確率空間を用意すべきでしょう。場合Aである確率を計算するには、コイントスの表裏を同様に確からしいとして処理する確率空間を用意すべきでしょう。
眠り姫のケースで、更にいろいろと変種の問いを作った場合、問われる内容については、多くの場合、各目覚めを同様に確からしいとして処理する確率空間を使ったほうが実際的でしょう。
問αを問われたら私は躊躇なく、ふたつの確率空間を明示し、コイントスを基準とすればホゲホゲ、目覚めを基準とすればフガフガと答えたいところです。
s_hskz 2015/11/10 12:02
(似て否なるほうではなく)眠り姫問題の異常性は、私の見地によれば、以下の問いに集約されます。
◇問α「今は第1日め、実験開始の直前である。場合Aである確率は? また、次にあなたが目覚めたときに場合Aである確率は? 両者の確率が等しくないとすればそれはなぜか?」
◇問β「さああなたは目覚めた。今は第2日めである。場合Aである確率は? 第1日目に場合Aである確率が1/2としたあなたにとって、もしも第2日めの場合Aである確率が等しくないとすれば、それはなぜか?」
私は、眠り姫問題にはふたつの確率空間が設定されていることに気がつくべきだと考えます。赤チョーカーである確率を計算するには、各目覚めを同様に確からしいとして処理する確率空間を用意すべきでしょう。場合Aである確率を計算するには、コイントスの表裏を同様に確からしいとして処理する確率空間を用意すべきでしょう。
眠り姫のケースで、更にいろいろと変種の問いを作った場合、問われる内容については、多くの場合、各目覚めを同様に確からしいとして処理する確率空間を使ったほうが実際的でしょう。
問αを問われたら私は躊躇なく、ふたつの確率空間を明示し、コイントスを基準とすればホゲホゲ、目覚めを基準とすればフガフガと答えたいところです。