そうですね

トランプが52枚もあると、二項分布に近くなってきますので(特に最初の方は)、前の結果の偏りを、次の結果が修正することは、ないんですよね。人間の感覚では、黒がこれだけ出たのだから次は赤だろうみたいに思いたくなりますが、本当のランダムというのは、そういう人情とは無縁の、無情な世界・・・
枚数が少ないと、直前の偏りを、次で修正するようなことになりますので、より、人間の感覚に近くなってくると思います(それでも残りの中では等確率ですが)。ということは、人間の感覚は母数の小さい現象を身近に経験しながら進化したのかしら、なんてことを考えてみました

No.34 Yssさん、おっしゃる通りですね。 これから述べる事項も面白いと思います。
例えば、宣言色が赤だとしましょう。そしてゲストはあらかじめ次のように決意していたとしましょう。
「開かれたカードについて黒の数が赤の数よりも3大きくなったら、ストップをかけよう。」
はたしてどうなるでしょうか。一例をあげます。最初に赤が1枚出てゲストはがっかりします。ところが行倖を得て続く4枚が黒となりました。黒−赤=3ですので、ゲストはストップをかけるとしたならば今こそがそのチャンスだっと思いました。ストップをかけた次のカードは赤である確率が高いに違いありません。
……さて、冷静に考えますと、最初の4枚が開かれた段階で、残り48枚のうち、どのカードを開いてもそれが赤である確率は等しいのです。この事実から次のことがわかります。《ストップをかけるとしたならば今こそがそのチャンスだ》は幻です。《ストップをかけた次のカードは赤である確率が高い》ことは幻であって、ストップをかけた次の次のカードも、次の次の次のカードも、、次の次の次の次のカードも、赤が出る確率は同じなのです。山に残された伏せられたカードのうち、その一番上だけが特別に赤になる確率が高いわけではありません。つまり、ストップをかける行為は勝率にはなんら貢献していません。
勝率に影響を与えているのは開かれたカードの色のみですね。ゲストの戦略にはよりません。
面白いですよね。