
Yss
いや、事後確率的には、1/2じゃないことはあると思います。
たとえば、今回たまたま、赤に賭けていて、黒ばかり連続して出た。さあ次は?
みたいな場合、たまたまの偏りで、1/2より勝てることを、次をめくる前に知ることはあるでしょう。
但し、たまたまの偏りを「待つ」という戦略で勝つことは、不可能です・・・ということを言いたかったのですが。
たまたまの偏りで勝てそうになる確率と同じぐらい、たまたまの偏りで負けそうになることが起きますので・・・
但し、ここで偏りが大きくなったときだけ勝負して、そうでないときは棄権できる、となると、期待値でも勝てる見込みが出てきます。
言葉足らずでしたが、そういうことを言いたかったわけです。
(これなら、論理的に成立してますよね?)
No.32 Yssさん。
>たまたまの偏り
ところがどっこい《たまたまの偏り》による影響がないところが、この問いにおける直観に反するところなのです。
(>_<)
ごく簡単に筋道をつけますと……
1:ストップをいつかけても、ストップで選んだカードと、山の最後尾のカードとでは、赤黒の出る確率は等しい。
2:ストップをいつかけても、山の最後尾のカードで赤の出る確率は1/2
……私も最初は信じられませんでした。
ゲームのルールを思い出してみましょう。
(2)ゲストはここで赤か黒かを宣言します。以後、これを説明の都合上、宣言色と呼びます。
カードをいくらか開いてから赤:黒に賭けるのは確かにカウンティングですが、この問いの場合には一切情報が無い時点で赤黒の宣言色を決めています。
ためしに6枚くらいで実験して体験してみるのも面白いかもしれません。
もちろん、ホストがゲストを勝たせようとしたり負かせようとしたりの意図をもって開くカードを選択して、確率の濃縮を行えば、先程の1:の条件は壊れます。一方、2:の条件は壊れません。この青文字の部分がモンティ・ホール・ショウに通底するところです。