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Yss
2015/10/05 09:05
(これは解答公開に向けての準備です)
本問の応用問題においては、話がだいぶ複雑になっていますので、
こういうときに使える、ベイズの定理だからこそのテクニックがありまして、
まずそれをご紹介します。
もちろん、本問の(応用ではない)問題についても使えます。
事象A、事象Bがあったとして、
事象Aが先、事象Bが後に起きたとします。
(本問の、彼が天使である→A、彼が天使診断→Bのように)
条件付き確率を、以下のように表記します。
Aが起きた時、Bが起きる確率
PA(B)
また、下付きのAやBがないものは、単純に事前確率で、
Aが起きる確率
P(A)
そのとき、ベイズの定理では、
上に書いたことの繰り返しになりますが(念のため)
事後確率(Bが起きた時、実はAであった確率)
PB(A)=PA(B)・P(A)/P(B)・・・(式1)
このときに、Aでないことを、Dと表すことにします。
当然P(A)+P(D)=1になる関係です。
もちろん条件が付いたときも、
PB(A)+PB(D)=1になります。
(天使でなければ必ず悪魔、ならそうなりますね)
そこで、Dについても式を立てます。
PB(D)=PD(B)・P(D)/P(B)・・・(式2)
この方法が特に有効なのは、分母の計算が複雑なときです。
(本問の応用問題は、分母はかなり面倒な計算になり・・・そうですね)
ここで、式1と式2を眺めると、右辺の分母が共通しています。
そこで、辺々割り算して分母を消去します。
PB(A)/PB(D) = PA(B)・P(A) / (PD(B)・P(D))
直接求まるのは比だけですが、
PB(A)+PB(D)=1
の場合は、比が分かればあとは簡単です。
とりあえずここまで。
本問の応用問題においては、話がだいぶ複雑になっていますので、
こういうときに使える、ベイズの定理だからこそのテクニックがありまして、
まずそれをご紹介します。
もちろん、本問の(応用ではない)問題についても使えます。
事象A、事象Bがあったとして、
事象Aが先、事象Bが後に起きたとします。
(本問の、彼が天使である→A、彼が天使診断→Bのように)
条件付き確率を、以下のように表記します。
Aが起きた時、Bが起きる確率
PA(B)
また、下付きのAやBがないものは、単純に事前確率で、
Aが起きる確率
P(A)
そのとき、ベイズの定理では、
上に書いたことの繰り返しになりますが(念のため)
事後確率(Bが起きた時、実はAであった確率)
PB(A)=PA(B)・P(A)/P(B)・・・(式1)
このときに、Aでないことを、Dと表すことにします。
当然P(A)+P(D)=1になる関係です。
もちろん条件が付いたときも、
PB(A)+PB(D)=1になります。
(天使でなければ必ず悪魔、ならそうなりますね)
そこで、Dについても式を立てます。
PB(D)=PD(B)・P(D)/P(B)・・・(式2)
この方法が特に有効なのは、分母の計算が複雑なときです。
(本問の応用問題は、分母はかなり面倒な計算になり・・・そうですね)
ここで、式1と式2を眺めると、右辺の分母が共通しています。
そこで、辺々割り算して分母を消去します。
PB(A)/PB(D) = PA(B)・P(A) / (PD(B)・P(D))
直接求まるのは比だけですが、
PB(A)+PB(D)=1
の場合は、比が分かればあとは簡単です。
とりあえずここまで。