バイト探偵エル 『非常識』 ≫No. 1
かえるの妻
2015/09/20 17:42
好評につき第二弾
二十二年と半年ほど前に本当にあった話です・・・(・o・‖)
「皆さんおはようございます」
「「おはようございます」」
十数人の仲間とともに朝礼に参加する、真面目なアルバイト店員のエルさん(仮名)。
今日は、おっさん店長のチョーさん(仮名)の、週に一度のスピーチの日です。
じつは、チョーさんはいつも得意げにスピーチをするのですが、
その内容はどうにも退屈で、結局ほとんど印象に残らないのです。
そうは言っても店長ですから、
エルさんも他の皆さんも、暖かい目でチョーさんに付き合うのです。
さて今回はどんな話題でしょう。
「新聞やニュース番組に興味が無い、という若者が
ちかごろ多いそうです。皆さんはどうでしょうか。
自分の仕事に、または趣味などに関係ない事柄でも、
社会人として知っておくべきことは沢山ありますね。
たとえば、【 1 】の用語で、
【 2 】というのがありましたが、少し前に変わりました。
どのように変わったか知っていますか?」
皆は黙っています。いつものことです。
下手に口出しすると、かえってチョーさんの機嫌を損ねるからです。
エルさんも黙っていましたが、心の中で答えます。
『知ってます。【 3 】です。』
ところが、チョーさんの次の言葉は意外なものでした。
「【 4 】です。知っていましたか? 常識ですね?」
エルさんは内心ビックリしましたが、他の皆が反応しないので
自分も目立たないように静かに考えました。
『店長ともあろう人が、本気でこんなことを言うはずがないわ。
だって、言葉の元の意味を考えれば、間違えようがないんだもの。
そうか、これはきっと、ジョークなんだわ。
退屈なスピーチばかりでなく、冗談も取り混ぜようというのね。
このあと誰かが「違います、【 3 】です」とツッコめば、
店長は「よく勉強していますね。
そうです、わざと間違えました。他の皆さんはわかりましたか。
気付かなかった人は勉強不足です」とでも言って締めるのね。
でも、いつもの調子で誰もツッコまないわ。私だって目立ちたくないし。
嫌な静けさねぇ。店長も早く「なんちゃって」とか言えばいいのに。』
ところが、チョーさんの次の言葉は、更に意外なものだったのです。
「【 4 】です。覚えましたか?
いろんなことを学んでください。ではスピーチを終わります。」
『えええええ〜〜〜〜???』エルさんは心の中で叫びます。
『誰もツッコまなかったから、気を悪くしたのかしら。どうしよう』
朝礼はそのまま終了し、皆は何ごとも無かったように、
それぞれの持ち場へと散っていきます。『えええ〜〜〜?』
さて、数時間後。
エルさんがたまたま事務室を通りかかると、
チョーさんは数人の遅番アルバイトさんを集めて、
先程と全く同じスピーチを披露していました。
そして、スピーチは朝と同様に、
ツッコミも訂正も無いまま、再び静かに終了したのです。
『そうか、店長って賢くないんだ・・・社会勉強になったわぁ・・・(;o;)。』
問題
・【1】〜【4】に当てはまる言葉は?
かってに君は、それぞれ一般的な表記で。
二十二年と半年ほど前に本当にあった話です・・・(・o・‖)
「皆さんおはようございます」
「「おはようございます」」
十数人の仲間とともに朝礼に参加する、真面目なアルバイト店員のエルさん(仮名)。
今日は、
おっさん店長のチョーさん(仮名)の、週に一度のスピーチの日です。じつは、チョーさんはいつも得意げにスピーチをするのですが、
その内容はどうにも退屈で、結局ほとんど印象に残らないのです。
そうは言っても店長ですから、
エルさんも他の皆さんも、暖かい目でチョーさんに付き合うのです。
さて今回はどんな話題でしょう。
「新聞やニュース番組に興味が無い、という若者が
ちかごろ多いそうです。皆さんはどうでしょうか。
自分の仕事に、または趣味などに関係ない事柄でも、
社会人として知っておくべきことは沢山ありますね。
たとえば、【 1 】の用語で、
【 2 】というのがありましたが、少し前に変わりました。
どのように変わったか知っていますか?」
皆は黙っています。いつものことです。
下手に口出しすると、かえってチョーさんの機嫌を損ねるからです。
エルさんも黙っていましたが、心の中で答えます。
『知ってます。【 3 】です。』
ところが、チョーさんの次の言葉は意外なものでした。
「【 4 】です。知っていましたか? 常識ですね?」
エルさんは内心ビックリしましたが、他の皆が反応しないので
自分も目立たないように静かに考えました。
『店長ともあろう人が、本気でこんなことを言うはずがないわ。
だって、言葉の元の意味を考えれば、間違えようがないんだもの。
そうか、これはきっと、ジョークなんだわ。
退屈なスピーチばかりでなく、冗談も取り混ぜようというのね。
このあと誰かが「違います、【 3 】です」とツッコめば、
店長は「よく勉強していますね。
そうです、わざと間違えました。他の皆さんはわかりましたか。
気付かなかった人は勉強不足です」とでも言って締めるのね。
でも、いつもの調子で誰もツッコまないわ。私だって目立ちたくないし。
嫌な静けさねぇ。店長も早く「なんちゃって」とか言えばいいのに。』
ところが、チョーさんの次の言葉は、更に意外なものだったのです。
「【 4 】です。覚えましたか?
いろんなことを学んでください。ではスピーチを終わります。」
『えええええ〜〜〜〜???』エルさんは心の中で叫びます。
『誰もツッコまなかったから、気を悪くしたのかしら。どうしよう』
朝礼はそのまま終了し、皆は何ごとも無かったように、
それぞれの持ち場へと散っていきます。『えええ〜〜〜?』
さて、数時間後。
エルさんがたまたま事務室を通りかかると、
チョーさんは数人の遅番アルバイトさんを集めて、
先程と全く同じスピーチを披露していました。
そして、スピーチは朝と同様に、
ツッコミも訂正も無いまま、再び静かに終了したのです。
『そうか、店長って賢くないんだ・・・社会勉強になったわぁ・・・(;o;)。』
問題
・【1】〜【4】に当てはまる言葉は?
かってに君は、それぞれ一般的な表記で。