クイズ大陸



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? 2015/08/31 21:26
なんとなく小腹が空きはじめたので腕時計で現在の時間を確認。
今の時刻は、爪先時…ではなくて、トオ時…いやいや。すばり、10時50分。

まずいぞ、ランチタイムまで時間が無い。

俺は暗号の解読のラストスパートをかける為、メモ代わりのスマホの画面に向き直った。
まさにその時、リリリリリーン!
俺のスマホの呼び出し音が鳴り響く。
画面を見ると、マキさんの名前が表示されているではないか。
慌てて指をスライドさせ、電話を受けた。

「 はい、もしもし。」

「 ご機嫌よう。暗号の進み具合はいかがかしら?」

「 あ、はい。暗号文をすべてひらがな変換までは進みました。後は文字を鍵の数字で拾って行くだけと予想しています。」

「 あら、簡潔に言い換えれば暗号はまだ解けていないという事ですわよね?」

「 …………………………。はいその通りです。」

「 ふふふ、やけに素直だこと。素直な方は好みよ?早く一段落ついてくださいませね。あ、ちなみに、一段落の読み方はひと段落ではなく、いち段落ですわよ。ほほほほっ、わたくし漢字にはうるさくてよ。…では、ご機嫌よう。」

ツーツーツーッ……。

スマホを耳に当てたまま、立ち尽くす俺。
何か、暗号のヒントだったのか?
いや、ヒントのはず…ヒントだよな?
ヒントに決まってるだろ!?
ただの暇つぶし?

……あり得るな。

いや、ヒントと信じたい。。。。。
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