ｸｲｽﾞ大陸

鍵を見つけた俺は、ここからが本番だとマキさんを促し近所の公園に移動した。
公園に入ると子供たちの元気な声が二人の耳に飛び込んでくる。

「 ……………きゅーう、とーお！もーぅいーいかーい？」

「 もーういいよー！」

「 よーし。探すぞー…って、カズくんみーっけっ！」

「 ……あーあ、見つかっちゃった。」

それは、小学生の子供たちがかくれんぼをしていた声だったようだ。

「 俺が暗号の鍵を見つけたタイミングでか…。まるで暗号のヒントみたいだな。」

「 ふふふ…。さあ、鍵を見つけたのですから次は暗号の答えを導きだしてくださいませね。」

「 はい、お任せください。それにしても…楽しそうでいいですね。あの子たちみたいに俺も子どもに戻って遊びたいぜ。」