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s_hskz
2015/09/15 12:29
解法2について記します。
§《省略記法》
以後の説明のために、省略記法を使います。ここでは、以下の2個の記法について説明いたします。
◆[かきくけこ]1の記法
[かきくけこ]1の記法は、次の1個をさします。とくに1個であることを強調したいときに使います。
[かきくけこ]
中身の〈かきくけこ〉は随時変わります。中身は左から順に天秤の@ABCDに対応します。
◆[あいうえお]5の記法
[あいうえお]5は、次の5個の全てをさします。
[あいうえお]
[おあいうえ]
[えおあいう]
[うえおあい]
[いうえおあ]
5個は順不同でも構いません。中身の〈あいうえお〉は随時変わります。中身は左から順に天秤の@ABCDに対応します。
§《計測方法》
@からDまでの天秤5台で以下のように計測します。
@BE^CD
ACA^DE
BDB^EA
CEC^AB
DAD^BC
【見取図】
\\\@ABCD
A :−○●●○
B :○−○●●
C :●○−○●
D :●●○−○
E :○●●○−
見取図では、○は左の皿に乗せること、●は右の皿に乗せること、−は乗せないことをあらわします。
§《壊れた天秤なしのときのニセ金貨判定方法》
もしくは壊れた天秤がたまたま正しい計測結果を示したときでもあります。
【判定図】は以下の【判定図1】【判定図2】【判定図3】をあわせたものになりますが、説明のために分割しました。
【判定図1】
\\\@ABCD
無し:−−−−−
全てが釣り合ったときにニセ金貨は一枚もありません。なお、−は釣り合ったことを意味します。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[−−−−−]1
となります。
【判定図2】
\\\@ABCD
A :−○●●○
B :○−○●●
C :●○−○●
D :●●○−○
E :○●●○−
各天秤の計測で左が軽い判定のときに○、右が軽い判定のときに●で記してあります。−は釣り合ったことを意味します。
たとえば、計測結果が以下であったとしたならば、判定図と引き比べてCがニセ金貨と判定できます。
\\\@ABCD
??:●○−○●
判定図2ではニセ金貨が1枚のケースをカバーしています。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[●○−○●]5
となります。
【判定図3】
\\\@ABCD
EA:○−●−○
AB:○○−●−
BC:−○○−●
CD:●−○○−
DE:−●−○○
たとえば、計測結果が以下であったとしたならば、判定図と引き比べてCDがニセ金貨と判定できます。
\\\@ABCD
??:●−○○−
判定図3ではニセ金貨が2枚のケースの半分をカバーしています。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[○−●−○]5
となります。
【判定図4】
\\\@ABCD
BD:−●○●−
CE:−−●○●
DA:●−−●○
EB:○●−−●
AC:●○●−−
たとえば、計測結果が以下であったとしたならば、判定図と引き比べてEBがニセ金貨と判定できます。
\\\@ABCD
??:○●−−●
判定図4ではニセ金貨が2枚のケースの半分、判定図3でカバーしきれなかったものをカバーしています。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[−●○●−]5
となります。
以上から、壊れた天秤がたまたま正しい計測結果を示したときの判定図をまとめておきます。
【判定図】
\\\@ABCD
無し:−−−−−
A :−○●●○
B :○−○●●
C :●○−○●
D :●●○−○
E :○●●○−
EA:○−●−○
AB:○○−●−
BC:−○○−●
CD:●−○○−
DE:−●−○○
BD:−●○●−
CE:−−●○●
DA:●−−●○
EB:○●−−●
AC:●○●−−
省略記法では、
[−−−−−]1
[●○−○●]5
[○−●−○]5
[−●○●−]5
のそれぞれの右にある数字、1、5、5、5を加えた全16パターンになっています。これで、壊れた天秤がたまたま正しい計測結果を示した場合の全ての可能性を尽くしました。
投稿長の制限を回避するために、続きはNo.37に書きます。
s_hskz 2015/09/15 12:29
解法2について記します。
§《省略記法》
以後の説明のために、省略記法を使います。ここでは、以下の2個の記法について説明いたします。
◆[かきくけこ]1の記法
[かきくけこ]1の記法は、次の1個をさします。とくに1個であることを強調したいときに使います。
[かきくけこ]
中身の〈かきくけこ〉は随時変わります。中身は左から順に天秤の@ABCDに対応します。
◆[あいうえお]5の記法
[あいうえお]5は、次の5個の全てをさします。
[あいうえお]
[おあいうえ]
[えおあいう]
[うえおあい]
[いうえおあ]
5個は順不同でも構いません。中身の〈あいうえお〉は随時変わります。中身は左から順に天秤の@ABCDに対応します。
§《計測方法》
@からDまでの天秤5台で以下のように計測します。
@BE^CD
ACA^DE
BDB^EA
CEC^AB
DAD^BC
【見取図】
\\\@ABCD
A :−○●●○
B :○−○●●
C :●○−○●
D :●●○−○
E :○●●○−
見取図では、○は左の皿に乗せること、●は右の皿に乗せること、−は乗せないことをあらわします。
§《壊れた天秤なしのときのニセ金貨判定方法》
もしくは壊れた天秤がたまたま正しい計測結果を示したときでもあります。
【判定図】は以下の【判定図1】【判定図2】【判定図3】をあわせたものになりますが、説明のために分割しました。
【判定図1】
\\\@ABCD
無し:−−−−−
全てが釣り合ったときにニセ金貨は一枚もありません。なお、−は釣り合ったことを意味します。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[−−−−−]1
となります。
【判定図2】
\\\@ABCD
A :−○●●○
B :○−○●●
C :●○−○●
D :●●○−○
E :○●●○−
各天秤の計測で左が軽い判定のときに○、右が軽い判定のときに●で記してあります。−は釣り合ったことを意味します。
たとえば、計測結果が以下であったとしたならば、判定図と引き比べてCがニセ金貨と判定できます。
\\\@ABCD
??:●○−○●
判定図2ではニセ金貨が1枚のケースをカバーしています。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[●○−○●]5
となります。
【判定図3】
\\\@ABCD
EA:○−●−○
AB:○○−●−
BC:−○○−●
CD:●−○○−
DE:−●−○○
たとえば、計測結果が以下であったとしたならば、判定図と引き比べてCDがニセ金貨と判定できます。
\\\@ABCD
??:●−○○−
判定図3ではニセ金貨が2枚のケースの半分をカバーしています。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[○−●−○]5
となります。
【判定図4】
\\\@ABCD
BD:−●○●−
CE:−−●○●
DA:●−−●○
EB:○●−−●
AC:●○●−−
たとえば、計測結果が以下であったとしたならば、判定図と引き比べてEBがニセ金貨と判定できます。
\\\@ABCD
??:○●−−●
判定図4ではニセ金貨が2枚のケースの半分、判定図3でカバーしきれなかったものをカバーしています。
後の説明のために省略記法であらわしますと、
[−●○●−]5
となります。
以上から、壊れた天秤がたまたま正しい計測結果を示したときの判定図をまとめておきます。
【判定図】
\\\@ABCD
無し:−−−−−
A :−○●●○
B :○−○●●
C :●○−○●
D :●●○−○
E :○●●○−
EA:○−●−○
AB:○○−●−
BC:−○○−●
CD:●−○○−
DE:−●−○○
BD:−●○●−
CE:−−●○●
DA:●−−●○
EB:○●−−●
AC:●○●−−
省略記法では、
[−−−−−]1
[●○−○●]5
[○−●−○]5
[−●○●−]5
のそれぞれの右にある数字、1、5、5、5を加えた全16パターンになっています。これで、壊れた天秤がたまたま正しい計測結果を示した場合の全ての可能性を尽くしました。
投稿長の制限を回避するために、続きはNo.37に書きます。