それでは解答です。
実際の問題では、
log
23=1.5849
log
32=0.6309
が与えられていました。
100番目はもちろん2nか3nかのどちらかです。
仮に100番目が2nだとすると、
1〜99番目の中には21から2n-1までの
計n-1個の2の累乗数があることになります。
ということは同じ領域に3の累乗数は計100-n個あり、
31から3100-nまでがあることになります。
3101-nは100番目よりも後にあるので、
3100-n<2n<3101-n
が成り立ちます。この不等式を与えられた対数や常用対数などを使って解くと、
61.3147<n<61.9278
となり、もちろんnは自然数ですのでこれを満たすnはありません。
つまり、100番目は2nではないことが分かります。
同様にして、100番目が3nだとすると、
2100-n<3n<2101-n
38.6852<n<39.0721
となり、n=39、つまり100番目は339であることが分かります。
実際に100番目の前後にくる数をそのまま計算するなら、
2
61<3
39<2
62を最低限示せば3
39が100番目である根拠になります。
だいたいの方はこの大小関係をどうにかして証明するという方針でしたね。
もちろんこの式自体はlogで簡単に示せるのですが。
要するに
「恐らく100番目は2
60や3
40あたりではないか?
ならそのあたりの数の大小関係を調べればいいか」
というやり方は普通に良いと思うのですが、
もしその予想が外れていたときや、1000番目や10000番目を求めるときには
比較の回数が多くなり大変になる可能性があると思うのです。
それに比べてこの模範解答のやり方は2通りの不等式を解くだけですので、
大きな遠回りをしてしまう危険性が無いのが素晴らしいと思いました。
ちなみに1000番目は3
387、10000番目は2
6132であり、
これらも簡単に求められます。
シンプルな問題にはスマートな解答で対応したいものですね
りむじん 2015/01/01 16:57
実際の問題では、
log23=1.5849
log32=0.6309
が与えられていました。
実際に100番目の前後にくる数をそのまま計算するなら、
261<339<262
を最低限示せば339が100番目である根拠になります。
だいたいの方はこの大小関係をどうにかして証明するという方針でしたね。
もちろんこの式自体はlogで簡単に示せるのですが。
要するに
「恐らく100番目は260や340あたりではないか?
ならそのあたりの数の大小関係を調べればいいか」
というやり方は普通に良いと思うのですが、
もしその予想が外れていたときや、1000番目や10000番目を求めるときには
比較の回数が多くなり大変になる可能性があると思うのです。
それに比べてこの模範解答のやり方は2通りの不等式を解くだけですので、
大きな遠回りをしてしまう危険性が無いのが素晴らしいと思いました。
ちなみに1000番目は3387、10000番目は26132であり、
これらも簡単に求められます。
シンプルな問題にはスマートな解答で対応したいものですね