クイズ大陸



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?Nighteck 2014/06/20 21:33
解答です。

条件から
直角三角形の斜辺は2√k、
sinθk=√(2k-1)/2√k
cosθk=√(2k+1)/2√k
よって、加法定理から
sin(α+θk)
=sinα√(2k+1)/2√k + cosα√(2k-1)/2√k
cos(α-θk)
=cosα√(2k+1)/2√k + sinα√(2k-1)/2√k
したがって
(√k)(sin(α+θk)-cos(α-θ k))
={(sinα√(2k+1) + cosα√(2k-1)) - ( cosα√(2k+1) + sinα√(2k-1))} / 2
={(sinα√(2k+1) - cosα√(2k+1) ) - ( sinα√(2k-1) - cosα√(2k-1))} / 2
={(sinα√(2(k+1)-1) - cosα√(2(k+1)-1) ) - ( sinα√(2k-1) - cosα√(2k-1))} / 2
(f(k)={sinα√(2k-1) - cosα√(2k-1)}/2とおくと)
={f(k+1)-f(k)}
よって
Σ[k=1,60] {(√k)(sin(α+θk)-cos(α-θk))}
=Σ[k=1,60] {f(k+1)-f(k)}
={-f(1)+f(2)}+{-f(2)+f(3)}+{-f(3)+f(4)}+・・・+{-f(60)+f(61)}
=-f(1)+f(61)
=-(sinα-cosα)/2 + (11sinα-11cosα)/2
=10/2 (sinα-cosα)
=5(sinα-cosα)


加法定理を使って展開し、Σの計算ができるように整理するだけですね。
Σの計算は、kとk+1の式の引き算の形にして途中の項をほとんど消します。
このような方法は部分分数分解を使う和の計算などでもお馴染みですね。

本当は三角関数の合成変換を上手く使って式を整理する問題にしようとしたのですが、単純に加法定理で展開すれば解ける問題となりました。
そもそも合成自体が加法定理と同じようなものなので・・。
そういう意味では難易度4はちょっと高すぎたかも知れません。
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