クイズ大陸
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No. 28
1.618033
2013/04/30 16:04
(本文続き)
しかし、大陸の皆さんも褒めておりどんな味か気になったので私も飲んでみた。
なるほど、こいつが作ったにしてはまだいい方だ。
「で、感想は?」
「そうだな、ただでさえ泥水を飲んだ方がマシなクソ不味い青汁が飽和状態になるまで濃くしてあり、それに極限まで保存状態を悪くしたクソ不味いアルコールを混ぜた青ワインをワインとは思えん牛の小便のようなしみったれた入れ方をしてあるから、世界のクソ不味さが競い合うような地獄の不協和音を奏でているな。」
「・・・・・・・・・・・」
返信
空蝉
(さらに続き)
「いっそのことボトルごと飲み込む方が、まだ救いがあるね」私は言った。
「ほう。だったら、そうしてもらおうか」
「いや、やめておくよ」グラスに注がれた青汁ワインは、窓からの陽光を取り込んで、グロテスクな色合いに染まっている。「この文章を読んでいる良い子のみんなが真似したら困るんでね」
「問題ない」男は言った。「子供はみんな悪い子だ」
「そんなことより、なぜ私がワインの色を当てることが出来たか気にならないか?」
「話を逸らすなよ」
「少なくとも、ラベルの形じゃないぜ」
しかし、大陸の皆さんも褒めておりどんな味か気になったので私も飲んでみた。
なるほど、こいつが作ったにしてはまだいい方だ。
「で、感想は?」
「そうだな、ただでさえ泥水を飲んだ方がマシなクソ不味い青汁が飽和状態になるまで濃くしてあり、それに極限まで保存状態を悪くしたクソ不味いアルコールを混ぜた青ワインをワインとは思えん牛の小便のようなしみったれた入れ方をしてあるから、世界のクソ不味さが競い合うような地獄の不協和音を奏でているな。」
「・・・・・・・・・・・」