ｸｲｽﾞ大陸

中学の同級生に連絡してみよう。
と思い立ったのは昨夜の部屋の掃除で、懐かしい当時の写真を見つけたからだ。
そこには当時なかよしだった３人の携帯番号が挟んであった。

礼子、睦美、彩夏…彼女らはそのまま同じ女学院の高等部に上がったが、
私は外部受験をし別の高校に進学した。「お嬢様学校」にイヤ気がさしていたのだ。
最後の3学期、些細なことで彩夏と仲違いしてしまい、
4人の間がギクシャクしたまま卒業を迎えたのだった。
あれから高校、大学と進み就職して…気が付いたらあの時の倍の年齢になっていた。
家が近い礼子とは、たまに道で出会う事もあったが挨拶程度しか交わさないまま今日に至っている。

よし、礼子から連絡してみるか。
意を決してスマホのダイヤルキーをタッチしていく。が。
ツー、ツー、ツー…通話中を意味する電子音がスマホから漏れる。
やや気を削がれたが、続いて睦美にコール。
繋がったかと思いきや、携帯会社の「…現在使われていません…」との声。
最もかけ辛かった彩夏にもコールをしたが、こちらも同様の声が空しく響いた。

考えてみれば中学の頃の番号だ。変わっていたって不思議ではない。
諦めるか、と思った矢先。母親が家の固定電話の子機を持ってきた。

「中学の時の、礼子ちゃんから電話よ」マジか！？タイミング良すぎではッ？！

『あ〜マユミ超久しぶり〜！！突然ごめんね。
実は今度中学のクラス会やろう的な話になってて、
あたし昔のケー番なくしちゃったから名簿の家の電話にかけてみた〜。
マユミの今の番号教えてよ』

「礼子、5分ほど前に中学の時に聞いたあんたのケータイに電話したよ。
お話し中だったけど・・・中学の時から番号変わった？」

『番号？あたしのはず〜っと変わってないよ。着信拒否設定もしてないし。
でも変だね、5分前って、それくらいの時はケータイで話してないよ？
着信通知も無かったし。他の番号と間違えたんじゃない？』

「いや、間違いなくあんたの字で書いてあるんだけど。
ほら睦美と彩夏も一緒に番号交換した時に。あの子たちも番号変わってるよね？」

『えぇ〜？睦美と彩夏でしょ？あいつらも変わってないよ！
それは今日の午前中にクラス会の件で電話したから確実だって！』

「え？それって、どういうこと！？」

（問題文追加）

しばらくして礼子が言った。
『…もしかしてあんた、（A）でなくて（B）で、かけたんじゃない？』

問題です。
（A）（B）に当てはまる言葉をそれぞれ漢字で囁いて下さいませ。

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今晩は、oimです。
まずは長文にお付き合い頂き有難うございます。
卒業＆入学、進学シーズン、色んなお付き合いを大事にしたいものですね