
MIC
MIC助手「博士、太陽光発電装置装着完了しました!」
ニクキュゥ〜博士「ちみぃ、もう夜になっちゃたよ」
MIC助手「す、すみません。かくなるうえは、No.1で出てきた自転車型自家発電装置で私めが!うおりゃ〜っ」
ニクキュゥ〜博士「ふむ、頼むぞ。しかし、明晰なる頭脳を持つワシは、素晴らしい事を思いついたのだよ。先ずは、このタイムマシンが発明される前に戻って、太陽光発電装置をつけて完成させること。かつ、この会議に来る直前にタイムマシンで行って充電を完成させておくのだよ。」
MIC助手「ハア、ハア、か、完璧で、ハア、す、ハア、はか、せ。ハア、ハア。じゅ、充電完了しました。」
ニクキュゥ〜博士「うむ、では、時間と場所をセットして、と。では、行って来るぞ」
MIC助手「ハア、ハア、い、行ってらっしゃいませ、ハア、博士。あっ」ヨロヨロ
自転車を漕ぎ過ぎて足腰がフラフラだったMIC助手は、発進直前のタイムマシンに向かって倒れ込み、思わず伸ばした手が、時間と場所を設定するパネルに触れたように見えた。驚愕する表情の博士!そして次の瞬間、タイムマシンは掻き消すようにその場から消えた。
最後にMIC助手がチラリと見たパネルの数字は、100万年前の数字だったか、x0:y0:z0の地球中心部の座標だったか、・・・そう言えばミス操作防止の安全装置ってつけて無かったっけなぁ、とぼんやり思いながら、昇る朝日に向かって、汗を拭った。
ふと、携帯端末でインターネット・ニュースをチェックした。昨日の国際会議のことが大々的に取り上げられ、大成功のうちに閉幕と報じられている。停電で大混乱したことなど一言も触れられていない。誰かが歴史を書き換えたのかもしれない。
・・・・・僕は何故こんな所に居るんだろう?とぼんやり思うMICの頭の中には、タイムマシンに関する記憶は無くなっていた。。。。
・・・・毎度ながらの長文、失礼。 m(_._)m
助手:すいません博士。直ちに取り付けます!