ｸｲｽﾞ大陸

それではそろそろ正解発表に参りたいと思います。

ヒントストーリーはこちらから
>>37 >>55 >>63 >>67

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「 はい。もしもし、瞳さん？」

「 あ、はい…こんにちは。何度もお電話してごめんなさいね。」

電話の相手は大石 瞳。
両親の決めた相手の女性。
そして先ほど俺が占い師の暗号解読で導き出した人物、その人だった 。

ヒントから漢字部分を音読みする。

蛙=ア
頭=ズ
鬼=キ

残ったひらがな部分を繋げてみると
おりいぶすきがいく…おりーぶすきがいく…
【オリーブ好きが行く】

アズキを漢字で表すと「小豆」
オリーブで有名な「小豆」と言えば【小豆島】だ。

そう、【二十四の瞳】という映画の舞台となった場所。
大石瞳さんは24才、まさに二十四の瞳…。
占い師の暗号は彼女を指し示していたのか。

「 …い、いや。俺もたった今瞳さんへ折り返し電話をしようとしていたんだ。」

「 あ…、そうでしたか。もう少し待っていれば良かったですね。あの、とくに用事は無いんですが、あのなんとなく声が聞きたくて…。」

「 あ、ありがとう。俺もです！あの、瞳さん。来週の日曜のご予定は…？」

「 え？来週の日曜…ですか？もしかして覚えていてくださっていたんですか？」

「 え…？」

「 来週の日曜は私の誕生日です。」

「 え…あ…そうですね。だからドライブでもいかがかと思いまして。
香川県の小豆島へフェリーに乗って行ってみませんか？」

「 嬉しい！是非お願いします♪
あそこは確か二十四の瞳っていう映画の舞台となった場所ですよね。」

そのあとは二十四の瞳の映画の話題で盛り上がり楽しい時間が過ぎていった。

誕生日が来ると彼女は二五の瞳になるのか。
そうなるとあの占い師の占いは彼女を示していないのかも知れない可能性も出てくる訳だが。
まあ、占いなんて当たるも八卦当たらぬの八卦。
信じるものは救われる。

彼女に引かれ始めていることは確かなのだから。