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*朱美の日常* 卒業〜前編〜 ≫No. 1
?kazu 2012/05/27 20:13囁き
****の中は問題の背景であり、問題とは関係ないので読み飛ばしてもらっても結構ですが、
よろしければ一読して下さい (*^_^*)

※難易度5は後編と合わせた難易度ですので、前編自体はさほど難しくはないです (^^)

          ****
「もう二月で、そろそろ三年生か・・・あと一年でわたしたちも卒業ね」
美穂は窓枠にもたれかかり、遠くの空を見やりながら言った。
わたし――月成朱美はほお杖をつきながら答えた。
「そうね」
「高校生でいられるのもあと数ヶ月よ。やり残したことはない?」
少し考えてから、首を振る。
「特に、ないわ」
「そう・・・」
美穂は珍しく、黙り込んだ。卒業――それは喜ばしいが、同時に寂しくもある。
美穂には悲しく感じる方が強いようだ。
わたしは努めて明るく言った。
「美穂、こんなことをしてみましょ?」
手帳に書いたそれを見せると、美穂は一転して笑顔になった。
こうして、わたしたちは『あること』を実行に移した。

早いもので、それから半年と数ヶ月が経過した。
ある日の昼休み、わたしたちは担任の神谷先生に呼び出された。
「月成くん、日野くん。君たち、本当に風邪で休んでたのかい?」
先生は机の上の出席簿を指差す。それには計画通り、わたしたちの休んだ日に印が入っていた。
「はい、そうです」
「ふうん、君たちは二人とも一年のときは一度も休んでなかったのにね。
 僕にはどうも恣意的に思えるんだけどなあ・・・」
神谷先生はにやりと笑ってから、「わかった、そういうことにしておこう」と言った。

それから放課後になって、わたしと美穂は屋上に向かった。
「ねえねえ、朱美。神谷先生、気付いたと思う?」
わたしは手すりにもたれかかりながら答える。
「それはまださすがにきついのではないかしら? わたしの方の規則性は分かるかもしれないけど、美穂の方は無理でしょう。不可能とは言わないけど」
「二人だけの秘密にしようと思ってたのに」
美穂はすねたようにほおを膨らませた。そして、ポケットからケータイを取り出した。
「念のため、間違えてないかもう一度確認しとこっと」
「もう五回も確かめたんだから大丈夫でしょう」
と、わたしは笑って言ったのだった。
          ****


長くなりましたが、本題です(>o<) 三年になった四月から美穂と朱美が休んだ(休日も含んでいるので、正確に言うと休む予定だった)日付は以下の通りです。


        朱美          美穂

2012年4月 5日          24日

5月      3日          18日

6月      4日          4日

7月      4日          26日

8月      6日          3日

9月      9日          19日

さて、問題です。朱美は十月から来年の三月まで
それぞれの月の何日に休むつもりなのかを推理して下さい (^o^)
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