負けるな、お父さん (西村京太郎サスペンス) ≫No. 1
もも
2011/11/20 20:29
まずい、非常にまずいぞ、コレは!
娘の理奈ちゃん(7歳)と2人で遊園地に遊びに来たまではよかった。
アトラクションの一つである巨大迷路に入り、理奈ちゃんの楽しそうな笑顔を見ることができたのも良かった。
だがその先がまずい! 迷路から出られなくなってしまったのだ!
いや、迷ったというわけではない。わたしも1人前のオトナだ。遊園地の迷路ごときで迷うはずがない!
問題は出口の最後の難関なのだ!
わたしは、設計者を恨む!最後の最後によけいな物をおきやがって!
ファミリーやカップルが楽しむための遊園地だぞ!何故そんな難問を解く必要がある!?
・・・迷路内のチェックポイントで得た情報によると、迷路の最後には巨大な扉かあるらしい。その無効が出口なんだが、4桁の数字を入力しなければあかないようだ。その数字が分からないと迷路に出られないわけだ!そして出られなければわたしは、娘の前で恥をかくことになるのだ!
その四桁の数字が何なのかはチェックポイントで暗号形式で得ることができる。
しかしその得た情報が分からない!!!
どうする、私・・・父親として・・・そして男として・・・・・どうす・・!!
「パパ!楽しいね!!」
「・・・う、うん、そうだね」
理奈ちゃん、いきなり話しかけないでよ!お父さん、ドキッとしたよ!心の中の葛藤がばれたかと思ったよ!
「ねえ理奈ちゃんは迷路が好き?」
「うん!!好きだけど、別の所にも行きたいな・・」
「・・・・・・・っ!!」
・・・・あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
一番言ってほしくない言葉が・・どうしよう・・・
「パパ、出口はたぶんこっちだよ!」
あっ! 理奈ちゃん走らないで!
・・でとうとう出口についてしまった・・・。でも、隣には、『リタイア者用出口』がある。でも、ココを通れば父親としてのプライドが・・
(・・・・あっ!)
突然いいアイデアがひらめいたっ! よし、これだ!これしかない!
「ねえ理奈ちゃん、この扉を開けることができたら迷路から出られるんだよ。でも数字を入れなければあかないんだって。」
「ふうん、でも数字って?」
「途中で暗号をもらったよね?あれをといたら分かるんじゃないかな?」
「パパはもう分かっているの?」
「も、もちろんだよ!でも、パパの力を借りるんではなく、理奈ちゃん一人でといた方がいいと思うんだ。」
「んー、わかった!!!!!」
・・・よし!うまくいった!!!!我ながら名案だった!!
「ア、理奈ちゃん、分からなかったら、あそこにリタイア用・・・てきいてる?いや、そんなに数字を入れてもあたら・・・」
―ピンポーんっ!!!
え!?ピンポン!? 正解!? イィィィィィィィーーーーーーーッ!!!!!!!ウソーー!あ、あいた・・・具、偶然だよね???
「り、りなちゃんったら、もうーー!勘が鋭いねえ・・・・」
「え!?かんじゃないよ」
「勘じゃナ・・・・・エ恵絵E得獲E江えー!!!!!!!!!!!???????」
「結構簡単だったね!!!えへへ!」
なんかめまいが・・ハハ・・。
理奈ちゃん、きみは「てんさい」だよ。パ、パパ、誇らしいよ。ハハハ・・・
私は、不思議な気分になりながら、何故理奈ちゃんが解くことができたのか、サイド手に入れた暗号を見ることにした。
《栄光への扉》
『○□△◎』
《それぞれの鍵へとつなぐ道》
○・・・A1+C1D2
□・・・B8D9×A11−C2A12
△・・・B7D13÷D3−B4A12
◎・・・A11×C1A10+B9D13
《道を切り開きし呪文》
A・・・ごうきぼくとつはじんにちかし
B・・・なのないほしはよいからでる
C・・・さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ
D・・・さんにんよればもんじゅのちえ
娘の理奈ちゃん(7歳)と2人で遊園地に遊びに来たまではよかった。
アトラクションの一つである巨大迷路に入り、理奈ちゃんの楽しそうな笑顔を見ることができたのも良かった。
だがその先がまずい! 迷路から出られなくなってしまったのだ!
いや、迷ったというわけではない。わたしも1人前のオトナだ。遊園地の迷路ごときで迷うはずがない!
問題は出口の最後の難関なのだ!
わたしは、設計者を恨む!最後の最後によけいな物をおきやがって!
ファミリーやカップルが楽しむための遊園地だぞ!何故そんな難問を解く必要がある!?
・・・迷路内のチェックポイントで得た情報によると、迷路の最後には巨大な扉かあるらしい。その無効が出口なんだが、4桁の数字を入力しなければあかないようだ。その数字が分からないと迷路に出られないわけだ!そして出られなければわたしは、娘の前で恥をかくことになるのだ!
その四桁の数字が何なのかはチェックポイントで暗号形式で得ることができる。
しかしその得た情報が分からない!!!
どうする、私・・・父親として・・・そして男として・・・・・どうす・・!!
「パパ!楽しいね!!」
「・・・う、うん、そうだね」
理奈ちゃん、いきなり話しかけないでよ!お父さん、ドキッとしたよ!心の中の葛藤がばれたかと思ったよ!
「ねえ理奈ちゃんは迷路が好き?」
「うん!!好きだけど、別の所にも行きたいな・・」
「・・・・・・・っ!!」
・・・・あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
一番言ってほしくない言葉が・・どうしよう・・・
「パパ、出口はたぶんこっちだよ!」
あっ! 理奈ちゃん走らないで!
・・でとうとう出口についてしまった・・・。でも、隣には、『リタイア者用出口』がある。でも、ココを通れば父親としてのプライドが・・
(・・・・あっ!)
突然いいアイデアがひらめいたっ! よし、これだ!これしかない!
「ねえ理奈ちゃん、この扉を開けることができたら迷路から出られるんだよ。でも数字を入れなければあかないんだって。」
「ふうん、でも数字って?」
「途中で暗号をもらったよね?あれをといたら分かるんじゃないかな?」
「パパはもう分かっているの?」
「も、もちろんだよ!でも、パパの力を借りるんではなく、理奈ちゃん一人でといた方がいいと思うんだ。」
「んー、わかった!!!!!」
・・・よし!うまくいった!!!!我ながら名案だった!!
「ア、理奈ちゃん、分からなかったら、あそこにリタイア用・・・てきいてる?いや、そんなに数字を入れてもあたら・・・」
―ピンポーんっ!!!
え!?ピンポン!? 正解!? イィィィィィィィーーーーーーーッ!!!!!!!ウソーー!あ、あいた・・・具、偶然だよね???
「り、りなちゃんったら、もうーー!勘が鋭いねえ・・・・」
「え!?かんじゃないよ」
「勘じゃナ・・・・・エ恵絵E得獲E江えー!!!!!!!!!!!???????」
「結構簡単だったね!!!えへへ!」
なんかめまいが・・ハハ・・。
理奈ちゃん、きみは「てんさい」だよ。パ、パパ、誇らしいよ。ハハハ・・・
私は、不思議な気分になりながら、何故理奈ちゃんが解くことができたのか、サイド手に入れた暗号を見ることにした。
《栄光への扉》
『○□△◎』
《それぞれの鍵へとつなぐ道》
○・・・A1+C1D2
□・・・B8D9×A11−C2A12
△・・・B7D13÷D3−B4A12
◎・・・A11×C1A10+B9D13
《道を切り開きし呪文》
A・・・ごうきぼくとつはじんにちかし
B・・・なのないほしはよいからでる
C・・・さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ
D・・・さんにんよればもんじゅのちえ