皆様は故事の『矛盾』をご存じでしょうか、その商人のその後を考えて問題にしてみました。
問題
其れは楚の商人が矛盾を突かれ、返答に窮した後の話…
知らざる者多き話では在るが、楚の商人は後々反省し、遙か遠き地で盾と矛を売り歩いたと云う。
此度は商品を同時に褒める様な真似はせず、片方の謳い文句のみを語るに止め、
また別の地で、もう片方の利を謳って売り歩いて居た。
「如何なる盾でも貫く矛」を豪語する際は、実演にて矛の一撃が盾を見事に貫き、
「如何なる矛をも通さぬ盾」を主張する際は、実演にて盾が矛の一撃を見事に防いだ。
其れを見て訝しむ様な輩も居らず、商品は順調に売れたと云う。
実は、両方の実演で用いた盾と矛は同じ材質の物で、矛の一撃の力加減も全く一緒。
其れにも拘わらず何故、此の様な事が出来たのだろうか?
かってに君は今回も雇っていません。
それでは皆様からの解答をお待ちしております。
問題
かってに君は今回も雇っていません。
それでは皆様からの解答をお待ちしております。