江戸時代の人々にテレビを見せてみたのだが・・・ ≫No. 1
空蝉
2011/09/19 14:30
タイムマシンが開発された。
そこで、開発祝いの記念イベントとして、江戸時代の人々を現代に連れてきて、テレビを見せてみることになった。
さて、マシンが現代に到着するや否や、江戸時代から来た人々は、人数が多かったため二つのグループに分けられ、別々の部屋でテレビを見せられることになった。
一方のグループは、テレビを見せられるや、案の定、「箱の中に人がいる!」「こっちに向けてなんか喋っとるぞ!」「魔法の箱だ」「かわいそうじゃねえか!出してやれや!」など、盛大な驚きをもって迎えた。
だが、もう一方のグループは、テレビを見せられても、前のグループの人々ほど驚かなかったのだ。
どういうことだろう?
もちろん、彼らはそれ以前にテレビを見たことはないし、前のグループの部屋をのぞき見していたわけでもない。目が不自由な人は一人もおらず、皆年齢的、精神的にも適正で、赤子や、あまりにも年を取り過ぎた老人など、「驚く」という人間の機能を発動できないような人はひとりもいなかったのだが・・・。
空蝉 2011/09/19 14:30
そこで、開発祝いの記念イベントとして、江戸時代の人々を現代に連れてきて、テレビを見せてみることになった。
さて、マシンが現代に到着するや否や、江戸時代から来た人々は、人数が多かったため二つのグループに分けられ、別々の部屋でテレビを見せられることになった。
一方のグループは、テレビを見せられるや、案の定、「箱の中に人がいる!」「こっちに向けてなんか喋っとるぞ!」「魔法の箱だ」「かわいそうじゃねえか!出してやれや!」など、盛大な驚きをもって迎えた。
だが、もう一方のグループは、テレビを見せられても、前のグループの人々ほど驚かなかったのだ。
どういうことだろう?
もちろん、彼らはそれ以前にテレビを見たことはないし、前のグループの部屋をのぞき見していたわけでもない。目が不自由な人は一人もおらず、皆年齢的、精神的にも適正で、赤子や、あまりにも年を取り過ぎた老人など、「驚く」という人間の機能を発動できないような人はひとりもいなかったのだが・・・。