ｸｲｽﾞ大陸

もう少しで何か閃きそうなんだけどなあ・・。

「・・はい、チーズ」

そんな私の背後で彼の声がした。
反射的に振り向いてピースサインを繰り出しとびきりの笑顔を浮かべた。

「ははは。ごめんごめん。写真じゃないんだ。
チーズピザが届いたから一緒にどうかなと思ってね。」

「い、いただきまーす。」

な、なんだ。
はい、チーズといわれるとつい体が反応しちゃうのよね。
でもチーズピザなんて今時言わないわよ〜。
なんでそんなまわりくどい言い方をするのかなあ・・？

ん・・チーズ？地図・・！？

その瞬間、ずっと頭にかかっていたモヤが一気に晴れた気がした。

そっかあ。
この太陽の落書きはチーズ・・ううん、地図のあれを表していたんだわ！
さすがは日向さん、わざとらしいヒントありがとうございまーす（笑）

と、言うことはこれを地図のあれで表せばいいわけね。
これは小学校の社会科で習ったからここはなんとか大丈夫っと。
歯車の見立てで工場よね。
だとすれば暗号に置き換えて見ると、工場の・・・？？？

「 わ、わかったあ！この絵は工場ですね？
だから、太陽の月の太陽を工場と置き換えて
残りの部分と合体させると工場の月！
こうじょうの月といえばあの歌ですよねっ！？」

私はそう口にしたあと、その真相を確かめるため彼の表情を確認する。
満足そうな顔をしているところをみるとこの解読路線で間違いないらしい。
やるじゃん、私！

と、喜びもつかの間まだ私の未来は出てきてはいない。

ははは。
ここからまた行き詰まったんですけど〜〜・・・。