さて、では閉じましょう。まずは、一般的な解答です。
与えられた式は、
c2 − k2 = 4 ab
k2 = c2 − 4 ab
と変形できる。ここで、c = a + b なので、上の式に代入して、
k2 = (a + b)2 − 4 ab
k2 = (a − b)2
となるから、k = |a − b| となる。よって、全ての有理数 a, b に対し、有理数 k は存在し、題意は示された。
独創的 (?) な解法です。上の解法の方が楽ですが、こういう解法も、ということで。
2 次方程式 x2 − cx + ab = 0 を考える。c = a + b なので、この方程式は、
(x − a) (x − b) = 0
x = a, b
と解ける。また、解の公式を使えば、この解は、
x = (c <tt>±</tt> √(c2 − 4 ab)) / 2
となる。これが有理数になるには、√(c2 − 4 ab) が有理数でなければならないので、c2 − 4 ab = k2 を満たす有理数 k が存在する。この式を変形すれば、
c2 − k2 = 4 ab
(c + k) (c − k) = 4 ab
となり、与えられた式と同じになるので、題意は示された。
c2 − 4
ab という形に注目すれば、この 2 次方程式を用いる解法が思いつくかも。
独創的 (?) な解法です。上の解法の方が楽ですが、こういう解法も、ということで。
c2 − 4 ab という形に注目すれば、この 2 次方程式を用いる解法が思いつくかも。