死刑囚とポンコツロボット ≫No. 1
かす
2011/06/28 06:55
死刑囚の男の前に
1.2.3.4.5と書かれた扉が5枚あり、その内の1枚は外の世界へ続く扉、残りの4枚は処刑場へ続くの扉である。
処刑人
『お前にチャンスをやろう。無事外の世界へ続く扉を開ける事が出来れば晴れて貴様を釈放する。しかし、処刑場へ続く扉を開けてしまえば、そこで死刑となるだろう。』
男は、分岐点に佇んでいるロボットに目を向ける。ロボットの脇にロボット取扱説明書が張り付けてある。早速剥がして読んでみる。
ロボットには以下の規則があり、規則に従って動いている。
@
ロボットには青と赤の2つのランプがついている。
A
YESかNOで答える質問を受けた場合、ランプを点灯する事で、その質問に対し正確に解答を示さなければならない。
B
YESかNOで答えない質問を受けた場合、ランプの点灯はせず、一切の解答を示してはならない。
C
このロボットが解答を示す際のランプの点灯方法はパターンAとパターンBのランダム変更。
パターンA
YES→青の点灯
NO →赤の点灯
パターンB
YES→赤の点灯
NO →青の点灯
D
如何なる質問に於いても、質問が行われたと見なしカウントされる。
以上を規則とする。但し、規則違反したロボットは故障と見なし自壊。その活動を速やかに停止しなければならない。
彼は思い出していた。昔、パターンAとパターンBのロボットが販売されていたことを。そして、ある日そのロボット開発会社は、どちらのパターンかを簡単に判別できないようにAとBの2台のロボットを組み合わせパターンAとパターンBがランダムに現れるロボットを開発した。しかし、開発会社の人間すらも、その複雑さ故、扱うことができなくなってしまった。こうしてランダムロボットは人知れず捨てられたのだ。
処刑人
『くくくせいぜいロボットを使って足掻いて見せろ。まあそのポンコツじゃ無理だがな。』
男
『ふざけるな!』
処刑人
『おおっと、言い忘れるところだった。このポンコツロボットに質問できるのは1回だけだ。このロボットが1回でも質問をカウントした時点で扉を選択してもらおう。』
男
『こいつは決してポンコツなんかじゃない。』
処刑人
『何?』
男
『勝てる。必勝の策がある。』
男は無事釈放された。
Q.男はロボットに如何なる質問をしたのか?
かす 2011/06/28 06:55
1.2.3.4.5と書かれた扉が5枚あり、その内の1枚は外の世界へ続く扉、残りの4枚は処刑場へ続くの扉である。
処刑人
『お前にチャンスをやろう。無事外の世界へ続く扉を開ける事が出来れば晴れて貴様を釈放する。しかし、処刑場へ続く扉を開けてしまえば、そこで死刑となるだろう。』
男は、分岐点に佇んでいるロボットに目を向ける。ロボットの脇にロボット取扱説明書が張り付けてある。早速剥がして読んでみる。
ロボットには以下の規則があり、規則に従って動いている。
@
ロボットには青と赤の2つのランプがついている。
A
YESかNOで答える質問を受けた場合、ランプを点灯する事で、その質問に対し正確に解答を示さなければならない。
B
YESかNOで答えない質問を受けた場合、ランプの点灯はせず、一切の解答を示してはならない。
C
このロボットが解答を示す際のランプの点灯方法はパターンAとパターンBのランダム変更。
パターンA
YES→青の点灯
NO →赤の点灯
パターンB
YES→赤の点灯
NO →青の点灯
D
如何なる質問に於いても、質問が行われたと見なしカウントされる。
以上を規則とする。但し、規則違反したロボットは故障と見なし自壊。その活動を速やかに停止しなければならない。
彼は思い出していた。昔、パターンAとパターンBのロボットが販売されていたことを。そして、ある日そのロボット開発会社は、どちらのパターンかを簡単に判別できないようにAとBの2台のロボットを組み合わせパターンAとパターンBがランダムに現れるロボットを開発した。しかし、開発会社の人間すらも、その複雑さ故、扱うことができなくなってしまった。こうしてランダムロボットは人知れず捨てられたのだ。
処刑人
『くくくせいぜいロボットを使って足掻いて見せろ。まあそのポンコツじゃ無理だがな。』
男
『ふざけるな!』
処刑人
『おおっと、言い忘れるところだった。このポンコツロボットに質問できるのは1回だけだ。このロボットが1回でも質問をカウントした時点で扉を選択してもらおう。』
男
『こいつは決してポンコツなんかじゃない。』
処刑人
『何?』
男
『勝てる。必勝の策がある。』
男は無事釈放された。
Q.男はロボットに如何なる質問をしたのか?