破天荒ロマンス ≫No. 1
かえるの妻
2011/04/15 11:56
「やあ、今日は天気がいいね、
東京スカイツリーが いっそうキレイに見えるよ。」
「そうね。」
賑やかな休み時間、教室の片隅で
ひとり静かに読書をしている彼女に、今日も僕は声をかけた。
話しかけられるのを 迷惑がってはいないように見える。
僕の うぬぼれだろうか。
今日こそは、思い切った話題を切り出してみよう。
「内山さん、好きなタイプとかってあるの?」
「タイプって?」
「こういう男子が好き、とか、そういうコトだよ」
「ああ。・・・富士額、ていうか M額かな」
ふじびたいに えむびたい?! 剃り込みオヤジが好みなのか?
「へぇ、意外だなぁ、ひょっとして オジサマ萌え?
具体的にそういう奴と付き合ってるとか?」
「付き合ってはいないけど・・・うん、かなり年上。」
うわ、ショック! でも興味あるなぁ。
「2月までは、ときどき会ってたのよ。でも・・・。」
「別れたの? ・・・あ。」
しまった、調子に乗って 悪いこと聞いちゃったかな。
彼女は静かに微笑んで こう続けた。
「ううん、付き合ってたワケじゃないって言ったでしょ。
ホテルで会ったこともないし、朝食に訪ねたこともないわ。」
うわっ??! 大胆発言!
「私が彼と間近で会うのは 決まったレストランでだけ。
その店が、もう ひと月以上、休業してるから会えなくて。」
「ああ、そうなの? でも、だったら他の場所で会えばいいんじゃ?」
彼女は真剣な表情で言う。
「そのレストランていうのが、普通じゃなくてね。
店内で、大きな犬が 放し飼いになってるのよ。」
「え? じゃあ、ドッグカフェってやつだね?
ああいう処って 衛生管理が大変そうだよね?」
「そうね。おまけに、ちょくちょくネズミが出るの。
その度にお客さんが悲鳴を上げて、もう大変。」
「えええええ??? じゃあ、休業って、営業停止とか??」
「見る? 彼の写真。」
彼女は携帯を取り出すと、待ち受け写真を僕に向けた。
問題
彼女が見せたのは、どんな写真?
(かってに君は 全角カタカナ8文字以内で、漢字や記号部分は省略)
かえるの妻 2011/04/15 11:56
東京スカイツリーが いっそうキレイに見えるよ。」
「そうね。」
賑やかな休み時間、教室の片隅で
ひとり静かに読書をしている彼女に、今日も僕は声をかけた。
話しかけられるのを 迷惑がってはいないように見える。
僕の うぬぼれだろうか。
今日こそは、思い切った話題を切り出してみよう。
「内山さん、好きなタイプとかってあるの?」
「タイプって?」
「こういう男子が好き、とか、そういうコトだよ」
「ああ。・・・富士額、ていうか M額かな」
ふじびたいに えむびたい?! 剃り込みオヤジが好みなのか?
「へぇ、意外だなぁ、ひょっとして オジサマ萌え?
具体的にそういう奴と付き合ってるとか?」
「付き合ってはいないけど・・・うん、かなり年上。」
うわ、ショック! でも興味あるなぁ。
「2月までは、ときどき会ってたのよ。でも・・・。」
「別れたの? ・・・あ。」
しまった、調子に乗って 悪いこと聞いちゃったかな。
彼女は静かに微笑んで こう続けた。
「ううん、付き合ってたワケじゃないって言ったでしょ。
ホテルで会ったこともないし、朝食に訪ねたこともないわ。」
うわっ??! 大胆発言!
「私が彼と間近で会うのは 決まったレストランでだけ。
その店が、もう ひと月以上、休業してるから会えなくて。」
「ああ、そうなの? でも、だったら他の場所で会えばいいんじゃ?」
彼女は真剣な表情で言う。
「そのレストランていうのが、普通じゃなくてね。
店内で、大きな犬が 放し飼いになってるのよ。」
「え? じゃあ、ドッグカフェってやつだね?
ああいう処って 衛生管理が大変そうだよね?」
「そうね。おまけに、ちょくちょくネズミが出るの。
その度にお客さんが悲鳴を上げて、もう大変。」
「えええええ??? じゃあ、休業って、営業停止とか??」
「見る? 彼の写真。」
彼女は携帯を取り出すと、待ち受け写真を僕に向けた。
問題
彼女が見せたのは、どんな写真?
(かってに君は 全角カタカナ8文字以内で、漢字や記号部分は省略)