本問は、【太傅】のアンケートの解答ルールについて言及すればよいので
他人の事まで気に掛ける必要はないのですが、一応申し上げておきましょう。
出題文には、答え方が【一人ひとり異なる】と書いてあるだけで、一通りしかない
とは言っていないことも肝です。また、百人一首の歌に対応していることを見抜く
ことが今回の大会の主旨なのですから、アンケートの答え方が何通りあろうとも、
大きく公平性を欠くことにはならないと思います。
1日毎に脱落するとなれば問題ですが、振り落とされるのは10日毎ですから、どの
資料に拠っているかを出題者側も判断する余裕は十分にありますし、参加者にも
「ただ、アンケートに答えているだけではダメだ」と説明していますからね。
例に挙げられた持田統の和歌ですが、写本によって表記が異なることは安も承知
しているだろうと思いますよ。
『きたるらし』『きにけらし』でも、『あまのかぐやま』『あめのかぐやま』でも構わないと
するでしょう。
『はるすぎて なつきたるらし しろたへの ころもほしたり あめのかぐやま』
(西本願寺本万葉集)
あめのがぐやま⇒あまのかぐやま
(岩波古典文学大系)
と言った万葉集や新古今での扱い、数種ある定家本小倉百人一首なども考慮
した上で臨んでいることでしょう。
こうした点の詰めが甘かったがために、開催が一月から三月までずれ込んだのかも
知れませんね。

いじり回してる間に
藪の中に迷い込んでしまいました.
→まぁ笑えたら,ってコトで.