ｸｲｽﾞ大陸

２月の終わり頃…私宛に１通の奇妙な案内状が届きました。

太傅（タイフ）様
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一月耐久アンケート大会のご案内
皆さまの寂しい懐を温める場として、一月耐久アンケート大会を開催する運びとなりました。
１００名の方に声をお掛けしていたのですが、仕事等の都合で３３名の方の欠席が明らかになっております。
是非ともご出席いただきますよう宜しくお願い申し上げます。
大会内容等に関しましては下記の通りです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日　時　２月２８日〜３月３１日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　場　所　若浦島　ホテル　シードラ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若浦漁港より渡船で１５分
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　電話番号　○○○−△△−□□□□

・参加者は３月１日から３１日までの１ヶ月間、宿に滞在し、毎日１つのアンケートに答える。
・アンケート結果によって、最高１千万円の賞金。
その他詳細は、２月２８日に説明します。
尚、準備が既に整っており、欠席は受け付けておりませんので悪しからずご了承下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　企画　安　圭人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主催　木の国出版

安というのは私の友人で、職業はミステリ作家。話のアイデアを得るために他人を巻き込むのが得意技で、
間違いなく今回もその類だろう。色々引っかかる部分はあるが、１千万円に魅力を感じた私は参加することにした。

２月２８日　ホテル　シードラ
参加者は、私を含め６７名…案内状の通りだ。大会の詳細だが、アンケートは五択。答え方に何らかの謎が隠されている
ようで、意味も無くただアンケートに答えるだけでは賞金は得られないようになっている。
アンケートへの正しい答え方は、参加者一人ひとり異なるらしく、１０日毎に下位２１名が脱落。最終日、３１日に残った４名
の結果によって賞金の配分が行われるそうだ。
「アンケートの正しい答え…ねぇ」
私は、その糸口を求めるべく他の参加者から可能な限りの情報を集めアンケート大会に臨み、１ヶ月後…私は見事に賞金を
手にし、懐が大いに温まることになるのだが、ここで問題。
私は３１日間の５択アンケートにどのようなルールに則って答えたのだろうか。
参加者と、アンケートを元に推理してみてほしい。