この日ホームレス少年はとある1軒の豪邸で、周りの執事達から、まるで王様のような扱われ方をされていました。
それもそのはず、実は少年はこの豪邸内でおこった事件を、つい1時間程前にあっさりと解決していたのです。
〜3時間前〜
今日もまた朝から缶拾いをしていた少年。この缶がやがてお金に変わり、少年の生活費となっていました。
そんな時、偶然にもあの男と出会ってしまいました。そう、嘘つき男です。少年は <またどうせ嘘をつくんだろうな> と思い、そのまま無視して行こうと考えました。しかし、なんと男の方から少年に近寄ってきました。
男は歩きながら、少年にとある事情を説明しました。
話によると、男はある大富豪に「自分は名探偵だ」と言ってしまったらしく、結局その大富豪の家でおこったとある事件を任せられたとの事です。なので、ぜひ少年に「男の代わりの探偵」をやってもらいたいと言ってきました。
少年はその話を聞き、例の大富豪の所へ「男の代わりの探偵」として話を聞きに行きました。
2時間後
大富豪「やぁ、君が代わりの探偵か。まぁとりあえず中に入りたまえ・・・・。」
少年は大富豪の豪邸内へと入りました。
大富豪「どうだねワシの家は。どんな事が起きても平気なよう、あらゆる災害に対する対策ができておるのだよ・・・・・。」
大富豪は大広間に執事達を集めました。
大富豪「実はこの家である大事件が起きてな・・・・。この家の家宝、「ダイナミックスーパー黒真珠」が一昨日盗まれたんじゃ。ワシは正直、この家の執事達の誰かが犯人ではないかと思うてな・・・・・・。」
執事A「だから探偵さんを呼び、俺達を調べさせるっていうのが、旦那様の考えだ。めんどいから、俺からアリバイ言っとくな。俺は事件当日、ある屋敷の主人に呼ばれて、2`近く離れたレストランで食事をしていたんだ。どうだ!俺のアリバイは完璧だ。」
大富豪「何を言っておる。確かにあの時お前は家をでていたが、お前の足なら5分で帰ってこれるじゃろ。それにお前が呼ばれた時間は8時前後。盗まれたのが9時。ちょっとした理由をつけて一時的にレストランを抜け出す事は充分できる。」
執事A「しかし旦那様、それでしたら私のスーツは汗で濡れ、相手の方は帰ってきた私を見て不審に思うはずです・・・・。」
執事B「いちいちうるさいわね。それに最近は寒いから、汗なんてちょっとすればすぐ乾くでしょ。・・・・・・もうそろそろ私が証言してもいいかしら?さっきから待ちくたびれてんのよ。・・・それじゃ、話すわね。その時間の私のアリバイはないわ。私はあの時間、この大広間で煙草を吸っていたからね。ま・・・、私はそれだけよ。特に誰とも会ってない。ただ、アリバイがないからって犯人にするのはやめてちょうだいね。」
執事C「僕もありません・・・。その時刻は庭を散歩していたんで・・・。花の世話は僕の役目ですから・・・・・。・・・・・でも、あの夜はとても寒かったので、途中で一回中に入りました・・・。中に入った時の詳しい時刻は覚えていません・・・・・。」
執事B「あんたねぇーー。もうちょっとシャキッとしなさいよ。もしかしてあんた、自分が犯人だから弱腰になってるんじゃないの?」
執事D「弱腰になるのも仕方ないさ。なんてったって、自分が犯人として疑われてんだからね。じゃあ、次は僕が話しますよ。僕はあの時、部屋で優雅にワインを飲んでいたよ。執事にしては勝手すぎるって?はは、厳しい事を言う少年だな!まぁ、続きを話そう。実はあの時、つまり9時前後。部屋にコックが来たんだ。今週のメニューの確認にね。週末はいつもそうさせてるんだ。だから僕は言ったよ。「旦那様は赤ワインさえあれば、後はなんでもいい」ってね。」
この4人の証言で少年は、あからさまに嘘をついている人物を大富豪に教え、その人は後で自分が犯人である事を認めました。そして、少年は今とても優雅な環境にいたのです(少年はこの環境が逆に嫌だったみたいだけど・・・)。
さて、少年が気づいた、「犯人がついた嘘」とは一体なんでしょう?そして犯人は一体誰だったんでしょうか??
PS,こんにちは
推理小説が大好きなオカマモンキーです(漫画は10冊位です・・・(-へ-;))!!つい最近地震がおきましたが、皆さんがご無事でいる事を心から祈ります(;o;)(;o;)(;o;)(;o;)(;o;)
オカマモンキー 2011/03/12 23:16
それもそのはず、実は少年はこの豪邸内でおこった事件を、つい1時間程前にあっさりと解決していたのです。〜3時間前〜今日もまた朝から缶拾いをしていた少年。この缶がやがてお金に変わり、少年の生活費となっていました。
そんな時、偶然にもあの男と出会ってしまいました。そう、嘘つき男です。少年は <またどうせ嘘をつくんだろうな> と思い、そのまま無視して行こうと考えました。しかし、なんと男の方から少年に近寄ってきました。
男は歩きながら、少年にとある事情を説明しました。
話によると、男はある大富豪に「自分は名探偵だ」と言ってしまったらしく、結局その大富豪の家でおこったとある事件を任せられたとの事です。なので、ぜひ少年に「男の代わりの探偵」をやってもらいたいと言ってきました。
少年はその話を聞き、例の大富豪の所へ「男の代わりの探偵」として話を聞きに行きました。2時間後大富豪「やぁ、君が代わりの探偵か。まぁとりあえず中に入りたまえ・・・・。」少年は大富豪の豪邸内へと入りました。大富豪「どうだねワシの家は。どんな事が起きても平気なよう、あらゆる災害に対する対策ができておるのだよ・・・・・。」大富豪は大広間に執事達を集めました。大富豪「実はこの家である大事件が起きてな・・・・。この家の家宝、「ダイナミックスーパー黒真珠」が一昨日盗まれたんじゃ。ワシは正直、この家の執事達の誰かが犯人ではないかと思うてな・・・・・・。」執事A「だから探偵さんを呼び、俺達を調べさせるっていうのが、旦那様の考えだ。めんどいから、俺からアリバイ言っとくな。俺は事件当日、ある屋敷の主人に呼ばれて、2`近く離れたレストランで食事をしていたんだ。どうだ!俺のアリバイは完璧だ。」大富豪「何を言っておる。確かにあの時お前は家をでていたが、お前の足なら5分で帰ってこれるじゃろ。それにお前が呼ばれた時間は8時前後。盗まれたのが9時。ちょっとした理由をつけて一時的にレストランを抜け出す事は充分できる。」執事A「しかし旦那様、それでしたら私のスーツは汗で濡れ、相手の方は帰ってきた私を見て不審に思うはずです・・・・。」執事B「いちいちうるさいわね。それに最近は寒いから、汗なんてちょっとすればすぐ乾くでしょ。・・・・・・もうそろそろ私が証言してもいいかしら?さっきから待ちくたびれてんのよ。・・・それじゃ、話すわね。その時間の私のアリバイはないわ。私はあの時間、この大広間で煙草を吸っていたからね。ま・・・、私はそれだけよ。特に誰とも会ってない。ただ、アリバイがないからって犯人にするのはやめてちょうだいね。」執事C「僕もありません・・・。その時刻は庭を散歩していたんで・・・。花の世話は僕の役目ですから・・・・・。・・・・・でも、あの夜はとても寒かったので、途中で一回中に入りました・・・。中に入った時の詳しい時刻は覚えていません・・・・・。」執事B「あんたねぇーー。もうちょっとシャキッとしなさいよ。もしかしてあんた、自分が犯人だから弱腰になってるんじゃないの?」執事D「弱腰になるのも仕方ないさ。なんてったって、自分が犯人として疑われてんだからね。じゃあ、次は僕が話しますよ。僕はあの時、部屋で優雅にワインを飲んでいたよ。執事にしては勝手すぎるって?はは、厳しい事を言う少年だな!まぁ、続きを話そう。実はあの時、つまり9時前後。部屋にコックが来たんだ。今週のメニューの確認にね。週末はいつもそうさせてるんだ。だから僕は言ったよ。「旦那様は赤ワインさえあれば、後はなんでもいい」ってね。」この4人の証言で少年は、あからさまに嘘をついている人物を大富豪に教え、その人は後で自分が犯人である事を認めました。そして、少年は今とても優雅な環境にいたのです(少年はこの環境が逆に嫌だったみたいだけど・・・)。さて、少年が気づいた、「犯人がついた嘘」とは一体なんでしょう?そして犯人は一体誰だったんでしょうか??PS,こんにちは 推理小説が大好きなオカマモンキーです(漫画は10冊位です・・・(-へ-;))!!つい最近地震がおきましたが、皆さんがご無事でいる事を心から祈ります(;o;)(;o;)(;o;)(;o;)(;o;)