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いはら
2011/04/19 12:35
カードをn枚使うとします。
n枚の中から順番に意味を持たせて2枚取り出す仕方はnP2=n(n-1)通りあります。
素直に考えれば、これが2枚のカードの状態の総数です。
3枚のカードの組み合わせはnC3=n(n-1)(n-2)/6通りです。
P「王様の選んだ3枚のカードが異なればテーブルに置かれた2枚のカードの状態も異なる」
を満たすためには、nC3≦nP2となっていなければいけません。
この不等式を解くと、n≦8 となります。
よって、枚数の最大値は8と考えられます。
8枚で可能なことを示します。
Aは1の数字のカードとみなします。
正八角形の頂点に反時計回りに1、2、3、4、5、6、7、8と番号をつけたものを考えます。
8枚のカードの中から3枚のカードを選ぶのは、
この正八角形の8個の頂点から3つを選ぶのと同一視できます。
回転して同じ配置になるものを同じものとみなすと、次の7種類のパターンになります。
<tt>
イ ロ ハ ニ
● ● ● ● ● ● ● ●
○ ● ○ ● ○ ● ○ ○
○ ● ○ ● ○ ○ ○ ●
○ ● ● ○ ● ● ● ●
ホ ヘ ト
● ○ ● ● ● ●
○ ● ○ ● ○ ○
○ ● ● ○ ● ●
● ● ○ ● ○ ● </tt>
それぞれは回転によって8個の異なる配置になりますので、
全部で56個の配置になります(当然8C3と等しくなります)。
8枚のカードの中から2枚をテーブルに重ねて置く置き方は8P2=56通りあります。
これも正八角形の頂点で考えてみます。
2つ目の頂点は1つ目の頂点から反時計回りにいくつ進んだところにあるか、で分類すると、
1、2、3、4、5、6、7
の7種類のパターンに分類できます。
この7パターンを先ほどのイ〜トの7パターンに対応させてやればよいのです。
例えばパターン1を含むのは、イ、ロ、ハ、ニ、ホの5パターンですので、
1とイ、ロ、ハ、ニ、ホのどれかを対応させます。
同様にして、一対一の対応を探します。
対応のさせ方は色々考えられますが一例として、
イ−1、ロ−2、ハ−3、ニ−4、ホ−7、ヘ−6、ト−5
と対応させます。
<tt>
イ ロ ハ ニ
● ● ● ● ● ● ● ●
@ ● ○ ● ○ ● ○ A
A ● @ ● @ A @ ●
○ ● ● A ● ● ● ●
ホ ヘ ト
● ○ ● ● ● ●
A ● A ● ○ @
@ ● ● ○ ● ●
● ● @ ● A ● </tt>
王様への指示は、
1.8枚のカードを数字の小さい順に反時計回りに並べる
2.選んだカードを白丸、それ以外のカードを黒丸とし、
回転したときにイ〜トのどの配置と一致するか調べる
3.@にあたるカードを1枚目に、Aにあたるカードを2枚目に置く
とすればよいです。
8枚の場合は金メダル、
6,7枚の場合は金メッキメダル、
4,5枚の場合は銀メダル型チョコレート、
3枚の場合はナス型ワッペンでした。
どうすれば星型メダルが獲得できるのか?
それは次回のお楽しみ!
いはら 2011/04/19 12:35
n枚の中から順番に意味を持たせて2枚取り出す仕方はnP2=n(n-1)通りあります。
素直に考えれば、これが2枚のカードの状態の総数です。
3枚のカードの組み合わせはnC3=n(n-1)(n-2)/6通りです。
P「王様の選んだ3枚のカードが異なればテーブルに置かれた2枚のカードの状態も異なる」
を満たすためには、nC3≦nP2となっていなければいけません。
この不等式を解くと、n≦8 となります。
よって、枚数の最大値は8と考えられます。
8枚で可能なことを示します。
Aは1の数字のカードとみなします。
正八角形の頂点に反時計回りに1、2、3、4、5、6、7、8と番号をつけたものを考えます。
8枚のカードの中から3枚のカードを選ぶのは、
この正八角形の8個の頂点から3つを選ぶのと同一視できます。
回転して同じ配置になるものを同じものとみなすと、次の7種類のパターンになります。
<tt>
イ ロ ハ ニ
● ● ● ● ● ● ● ●
○ ● ○ ● ○ ● ○ ○
○ ● ○ ● ○ ○ ○ ●
○ ● ● ○ ● ● ● ●
ホ ヘ ト
● ○ ● ● ● ●
○ ● ○ ● ○ ○
○ ● ● ○ ● ●
● ● ○ ● ○ ● </tt>
それぞれは回転によって8個の異なる配置になりますので、
全部で56個の配置になります(当然8C3と等しくなります)。
8枚のカードの中から2枚をテーブルに重ねて置く置き方は8P2=56通りあります。
これも正八角形の頂点で考えてみます。
2つ目の頂点は1つ目の頂点から反時計回りにいくつ進んだところにあるか、で分類すると、
1、2、3、4、5、6、7
の7種類のパターンに分類できます。
この7パターンを先ほどのイ〜トの7パターンに対応させてやればよいのです。
例えばパターン1を含むのは、イ、ロ、ハ、ニ、ホの5パターンですので、
1とイ、ロ、ハ、ニ、ホのどれかを対応させます。
同様にして、一対一の対応を探します。
対応のさせ方は色々考えられますが一例として、
イ−1、ロ−2、ハ−3、ニ−4、ホ−7、ヘ−6、ト−5
と対応させます。
<tt>
イ ロ ハ ニ
● ● ● ● ● ● ● ●
@ ● ○ ● ○ ● ○ A
A ● @ ● @ A @ ●
○ ● ● A ● ● ● ●
ホ ヘ ト
● ○ ● ● ● ●
A ● A ● ○ @
@ ● ● ○ ● ●
● ● @ ● A ● </tt>
王様への指示は、
1.8枚のカードを数字の小さい順に反時計回りに並べる
2.選んだカードを白丸、それ以外のカードを黒丸とし、
回転したときにイ〜トのどの配置と一致するか調べる
3.@にあたるカードを1枚目に、Aにあたるカードを2枚目に置く
とすればよいです。
8枚の場合は金メダル、
6,7枚の場合は金メッキメダル、
4,5枚の場合は銀メダル型チョコレート、
3枚の場合はナス型ワッペンでした。
どうすれば星型メダルが獲得できるのか?
それは次回のお楽しみ!