ｸｲｽﾞ大陸

数々の回答ありがとうございます
想像以上にセンスのある回答ばかりで感服しております。


さてその中から一つを選ぶと言うのはとても不可能であると判断し、
実際に私が弟に放った誤魔化しの回答を載せたいと思います。

宇宙のことなどまるで知らない私の精一杯の誤魔化しを笑って下さい・・・・・・


弟が話を終えてから数分が経った気がする。
実際には数十秒だろうが、私はそれほどまでに回答に困っていた。
いくら宇宙などといった途方も無い話であろうと弟が悩んでいるのには変わりないのである。
（回答次第で弟の悩みが無くなるかもしれない・・・）
そんなことを考えながら私の脳は弟をどのように誤魔化すか、どう言えばいいかという解答に向かっていた。

その時ある回答が浮かんだ。
あまりに陳腐な回答であったが、一度思い付いてしまうと他に神経が行かなくなってしまう自分の悪い癖を良く分かっていたので、
（出たとこ勝負で乗り切ろう・・・）
と割り切って、その陳腐な回答を口にした。
「なぁ、宇宙が何で出来たか、って言うのは誰にも分からないことだろ？」
「そうだけどさ、誰にも分からないって変じゃんか、今実際に俺はここにいるんだし、分からないってのが分からないんだよ。
俺変なこと言ってんな・・」
弟はそう言って頭を掻いた。
「じゃあ、何で誰にも分からないと思う？」
私はだんだん顔が赤くなっていく事に気付いた。
「え？どういうこと・・」

「お前が最初に発見するからだよ」

わああああああああぁぁぁぁぁぁぁ！！！
言っちゃったんですけど！どうしよう！！恥ずかしすぎる！！！
恥ずかしすぎて太字に出来ない！！
だが顔が真っ赤になった私と同じように弟も顔を心なしか赤くしている。
ん？これはもしや脈アリ？

「誤魔化し過ぎだろ。」
バレてる。

「でも嫌いじゃないかも。
・・・・・・サンキュ、なんかどうでもよくなった。」
弟はそう言ってドアに向かっていった。
「じゃあ私はまた寝るわ。」
私はまた布団を掛け直して横になった。



「ああ、おやすみ、姉貴。」