携帯電話、インターネット、電子メールなどなかった昔のこと

良家の子女である、ある女学生がある日授業を抜け出し貧しい青年画家と駆け落ちをした。
失踪前から、二人の付き合いを許さなかった女学生の両親は、娘の監視を強め電話も手紙も自由にやりとり出来ないようにしていた。
にもかかわらず二人は、青年のいとこであり、彼女の同級生である人物を介してメッセージをやり取りしていたことが分かった。
駆け落ち後、直ぐに呼ばれた私立探偵は調査を行い、二人の行き先の手掛かりを得て二人を追った。
その手掛かりとは次の二つの資料である。

資料１．二人の部屋から見つかった共通の紙切れ

<tt>　いわてからいしかわそらとはいきんぐ

a あううああうあおおおおあうえおあお
b いうあああいあいいいいうえいおおえ
c あいあえおあうええああいおあいああ
d ああういああおいおおあうああおああ
e いおうあいうういぉおえあいあいおうい
f うあんあああうおおいあおいいいいう
</tt>

資料２．駆け落ちする前の週に男から女に送った最後のメッセージ
　（不吉な予感がした仲立ち役の同級生がメモしていた）

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問題：　二人が示し合わせた、時と場所は？
（前半のストーリーはただの飾りで暗号解読には関係ありません）