あれ、君の証言おかしくない? ≫No. 1
えそん
2010/11/14 17:50
よう。俺の名前は柳川洋介。新米刑事さ。
なあ、あんた暇だろ?暇ならこの事件を解いてくれよ。
マンションの3階の一室で、その部屋の住人が殺されていた。
被害者の名前は大牧和也。死因は、胸部を刺されて即死。
そして以下は、警察に通報してきた青年とのやりとりだ。
『それで、君が第一発見者なんだね?』
「はい。俺は和也の友達で、和也の部屋に遊びに行く予定だったんです。
ただ、チャイムを3回鳴らしても返事がなくて、不思議に思ってドアを押したら
鍵が開いていたんです。そして、そのまま部屋に入っていったら、和也が血溜りに
うつ伏せになって倒れていたんです」
『その後、君はどうしたの?』
「和也に近寄って体をゆすりました。それでも反応がなくて、死んでいるって確信
したんです。その後、警察に通報しようとしたんですけど、生憎携帯電話を忘れちゃって
部屋にある電話を使おうと思ったんです。けど、電話が見当たらなくて、しょうがないから
外に出て公衆電話から通報しました」
『凶器みたいなのは近くにあった?』
「和也に近づいたときに、和也の頭らへんに血まみれの包丁がありました。
多分、あれで和也の胸を刺したんだと思います」
『なるほど・・・』
「刑事さん、お願いします!和也を殺した犯人を捕まえてください!
和也は俺の唯一の親友だったんです!」
『大丈夫。刑事さんにまかせて』
ってな具合だ。このやりとりのことを、俺のパートナーの宗像警部に言ったら、
おかしなことを言っている、って言ってきたんだよ。
なあ、あんたにはわかるかい。
なあ、あんた暇だろ?暇ならこの事件を解いてくれよ。
マンションの3階の一室で、その部屋の住人が殺されていた。
被害者の名前は大牧和也。死因は、胸部を刺されて即死。
そして以下は、警察に通報してきた青年とのやりとりだ。
『それで、君が第一発見者なんだね?』
「はい。俺は和也の友達で、和也の部屋に遊びに行く予定だったんです。
ただ、チャイムを3回鳴らしても返事がなくて、不思議に思ってドアを押したら
鍵が開いていたんです。そして、そのまま部屋に入っていったら、和也が血溜りに
うつ伏せになって倒れていたんです」
『その後、君はどうしたの?』
「和也に近寄って体をゆすりました。それでも反応がなくて、死んでいるって確信
したんです。その後、警察に通報しようとしたんですけど、生憎携帯電話を忘れちゃって
部屋にある電話を使おうと思ったんです。けど、電話が見当たらなくて、しょうがないから
外に出て公衆電話から通報しました」
『凶器みたいなのは近くにあった?』
「和也に近づいたときに、和也の頭らへんに血まみれの包丁がありました。
多分、あれで和也の胸を刺したんだと思います」
『なるほど・・・』
「刑事さん、お願いします!和也を殺した犯人を捕まえてください!
和也は俺の唯一の親友だったんです!」
『大丈夫。刑事さんにまかせて』
ってな具合だ。このやりとりのことを、俺のパートナーの宗像警部に言ったら、
おかしなことを言っている、って言ってきたんだよ。
なあ、あんたにはわかるかい。