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ugi1010
2011/03/05 13:29
解答
1904年2月29日 午後8時30分
解説
これはインターネット等で調べる必要のあるクイズです。
解答の根拠を以下に列記します。
1.「来年の今月今夜と言いたいけれども、それは絶対無理」
というのは話しているのが2月29日だから。(一応推理ものお約束ごとの解釈)
よって閏年に別れ話が切り出され、次に会うのは、次の閏年の夜ということが推理される。
2.ギリシャでオリンピックというのもその年が閏年ということを裏付けている。
ギリシャで開催されたオリンピックは、次の二つがある。
・1896年の第一回近代オリンピック大会。
・2004年のアテネ大会:第一回から100年以上経過している。
(非公式のアテネ大会が1906年にあったが閏年でないので除外する)
3.今日は彼女の安息日、明日は語り手の安息日という独白から
異なる宗教の安息日が続いていることを示唆する。
安息日を調べると、
イスラム教は金曜日、ユダヤ教は土曜日(正確には金曜の日没から土曜の日没まで)、キリスト教は概ね日曜日。
異なる宗教の安息日が次の日もあるので、「今日」は金曜日か土曜日のいずれかである。
4.カレンダーで調べると、1896年の2月29日は土曜日、2004年の2月29日は日曜日である。
それぞれの翌日は、
1896年の3月1日は日曜日であり、キリスト教の安息日である。
2004年の3月1日は月曜日であり、どの宗教の安息日でもない。
つまりこの会話は1896年2月29日の会話であることが分る。
5.1896年の次の閏年を調べると、1904年となる
1900年は100で割り切れるが400では割り切れないので閏年とならない。
ここまでの推理で、年月日(1904年2月29日)までは分ったことになる。
次に会う時間であるが、
6.「霧深き街の国会議事堂の近くにある四つの顔をもつ時計台で鳴る鐘の音」という言葉は、
ロンドンの国会議事堂に隣接する時計塔、つまりウェストミンスター宮殿の時計塔
のことを指していると考えるのが妥当だろう。(4つの顔とは、四角い塔の四面の表示面を意味する。(英語で時計の表示面を face という)
「世界の標準時間を告げる」ということからも、経度0度にあるロンドンの時計台であることを裏付けている。
この時計塔は、ビッグベンの愛称で知られる鐘の音が有名だが、塔自体もビッグベンと呼ばれることがある。
調べると、次の通りとなっており、1896以前の事柄であることが分かる。
・時計塔の鐘であるビッグベンおよびメロディーを奏でる小鐘は1856年に完成した。
・グリニッジ天文台での地方時が、世界の標準時と国際的な会議で決められたのは、1884年である。
・ウェストミンスター宮殿が国会議事堂として利用されていたのは、19世紀以前からであったが、貴族院議事堂は1847年に、庶民院議事堂は1852年に完成した。
7.ところで、ウェストミンスター宮殿の時計塔のチャイムは、
・毎正時には、「ウェストミンスターの鐘」のメロディーと(学校等でお馴染みのチャイム「キーンコーンカーンコーン」)、ビッグベンの時報
・毎15分を知らせるクォーター・チャイム(「ウェストミンスターの鐘」のメロディーの一部を奏でる)
(各15分は4音、各30分は8音、各45分は12音の鐘が)
が鳴る。
よって、彼女が話しているときに鳴った鐘は、0分、15分、30分、45分のいずれかである。
8.次に彼女が話していた時に鳴った鐘と、次の鐘が鳴る間の時間に、時計の長針と短針が重なっているが、
この時間は、「今日中にあと2回は追いつくはず」という独白から、夜中12時前の3回前に、
針が重なる時間ということがわかる。
ある日の、最後に時計の針が重なるのは、10時50分〜10時55分の間の時間。
その前の時間は、9時45分〜9時50分の間の時間帯。
その前の時間は、8時40分〜8時45分の間の時間帯となる。
(これはアナログ時計で確かめて欲しい、だいたい8時43分38秒ちょっとすぎに重なる)
つまり、男が針の重なりをみたのは、8時43分頃であった。
9.よって、8時43分前に鳴る鐘は8時半であり、これが彼女が会おうと言った時間と解釈される。
*********************
多少無理もありますが、古典的な探偵小説でもこの程度の強引なやり方はしているので、この程度は許して下さい。
ugi1010 2011/03/05 13:29
1904年2月29日 午後8時30分
解説
これはインターネット等で調べる必要のあるクイズです。
解答の根拠を以下に列記します。
1.「来年の今月今夜と言いたいけれども、それは絶対無理」
というのは話しているのが2月29日だから。(一応推理ものお約束ごとの解釈)
よって閏年に別れ話が切り出され、次に会うのは、次の閏年の夜ということが推理される。
2.ギリシャでオリンピックというのもその年が閏年ということを裏付けている。
ギリシャで開催されたオリンピックは、次の二つがある。
・1896年の第一回近代オリンピック大会。
・2004年のアテネ大会:第一回から100年以上経過している。
(非公式のアテネ大会が1906年にあったが閏年でないので除外する)
3.今日は彼女の安息日、明日は語り手の安息日という独白から
異なる宗教の安息日が続いていることを示唆する。
安息日を調べると、
イスラム教は金曜日、ユダヤ教は土曜日(正確には金曜の日没から土曜の日没まで)、キリスト教は概ね日曜日。
異なる宗教の安息日が次の日もあるので、「今日」は金曜日か土曜日のいずれかである。
4.カレンダーで調べると、1896年の2月29日は土曜日、2004年の2月29日は日曜日である。
それぞれの翌日は、
1896年の3月1日は日曜日であり、キリスト教の安息日である。
2004年の3月1日は月曜日であり、どの宗教の安息日でもない。
つまりこの会話は1896年2月29日の会話であることが分る。
5.1896年の次の閏年を調べると、1904年となる
1900年は100で割り切れるが400では割り切れないので閏年とならない。
ここまでの推理で、年月日(1904年2月29日)までは分ったことになる。
次に会う時間であるが、
6.「霧深き街の国会議事堂の近くにある四つの顔をもつ時計台で鳴る鐘の音」という言葉は、
ロンドンの国会議事堂に隣接する時計塔、つまりウェストミンスター宮殿の時計塔
のことを指していると考えるのが妥当だろう。(4つの顔とは、四角い塔の四面の表示面を意味する。(英語で時計の表示面を face という)
「世界の標準時間を告げる」ということからも、経度0度にあるロンドンの時計台であることを裏付けている。
この時計塔は、ビッグベンの愛称で知られる鐘の音が有名だが、塔自体もビッグベンと呼ばれることがある。
調べると、次の通りとなっており、1896以前の事柄であることが分かる。
・時計塔の鐘であるビッグベンおよびメロディーを奏でる小鐘は1856年に完成した。
・グリニッジ天文台での地方時が、世界の標準時と国際的な会議で決められたのは、1884年である。
・ウェストミンスター宮殿が国会議事堂として利用されていたのは、19世紀以前からであったが、貴族院議事堂は1847年に、庶民院議事堂は1852年に完成した。
7.ところで、ウェストミンスター宮殿の時計塔のチャイムは、
・毎正時には、「ウェストミンスターの鐘」のメロディーと(学校等でお馴染みのチャイム「キーンコーンカーンコーン」)、ビッグベンの時報
・毎15分を知らせるクォーター・チャイム(「ウェストミンスターの鐘」のメロディーの一部を奏でる)
(各15分は4音、各30分は8音、各45分は12音の鐘が)
が鳴る。
よって、彼女が話しているときに鳴った鐘は、0分、15分、30分、45分のいずれかである。
8.次に彼女が話していた時に鳴った鐘と、次の鐘が鳴る間の時間に、時計の長針と短針が重なっているが、
この時間は、「今日中にあと2回は追いつくはず」という独白から、夜中12時前の3回前に、
針が重なる時間ということがわかる。
ある日の、最後に時計の針が重なるのは、10時50分〜10時55分の間の時間。
その前の時間は、9時45分〜9時50分の間の時間帯。
その前の時間は、8時40分〜8時45分の間の時間帯となる。
(これはアナログ時計で確かめて欲しい、だいたい8時43分38秒ちょっとすぎに重なる)
つまり、男が針の重なりをみたのは、8時43分頃であった。
9.よって、8時43分前に鳴る鐘は8時半であり、これが彼女が会おうと言った時間と解釈される。
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多少無理もありますが、古典的な探偵小説でもこの程度の強引なやり方はしているので、この程度は許して下さい。