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たいふ
2010/10/11 04:10
とんちゃんさんは、タイトルの【ドッジ】と【ドッヂ】から、カタカナ語の日本語に
おける表記の問題に発展されたようですが、これは私の本意ではありま…せん…
と断言出来ない部分はあります。そのような主旨だと思わせるタイトルと寸劇を
記してしまいましたからね。
ただこれは【ドッジ/ドッヂ】と【どっち】をかけた洒落という要素が40%、口にする時に
【ドッチボール】と言っていませんか?という含みが50%であり、つまる所…音声として
発した場合と、文字として表記した場合に違いがあるのですが意識されたことはありますか?
というのが本問の主旨であります。
(おや…あと10%は?)
とんちゃんさんがNo.60においてコメント下さっていますので、私の思いと、現代仮名遣い
【じぢづず】(昭和22年制定 昭和62年改正)も記しておきましょう。
古来【じぢずづ】それぞれ発音が異なっていたのですが、時を経て【ぢ】と【づ】の発音が
失われてしまったそうです。(鎌倉時代までは、使い分けがなされていました)
少しズレますが日本語の母音は奈良時代には8種存在していました…理論上。
(上代特殊仮名遣い 甲:a i u e o 乙:i e o)
それが、平安時代には現在とほぼ同じ形の5種(aiueo)になったようです。3種減少の理由
はよく分かっていませんが、平安遷都(794)もその一つだろうと考えられています。
現代仮名遣いにおいては、原則『じ/ず』を用いることになっています。ですから、この原則
に基づき、dodgeballは【ドッジボール】と表記するのが正しいということになります。
出題文に登場する先生のように【dge】だから【ヂ】だと言ってしまうと、とんちゃんさんのNo.60
のようにほぼ全てのカタカナ語は【ヂ】になってしまいます。発音記号でみると【dろ】ですね。
英語において【ジ/ヂ】と読むであろう発音記号は【dろ、dz、z】があり、使い分けているのだから
日本語表記においても【ヂ/ジ】の使い分けがあってしかるべきだと思われる方もありましょうが、
あくまでも、この現代仮名遣いは日本語としての表記について設定されたものであって、その国
の発音は考慮されないのです。音という感覚的なものを文字にするのは難しいですからね。
(外来語の表記について、というものもあるのですが、ヂ/ヅにあたる部分はディ/ドゥになって
おり今回の問題とは繋がりません。まず、ドッディボールとは発音しませんからね)
原則は『じ/ず』なのですが、例外が存在します。
例外@:同音が連続して、二つ目の音が濁る場合。 (例)ちぢむ・つづく
例外A:二つの語が接合して下の語の頭の『ち・つ』を濁音化させる場合。(例)はなぢ・みそづけ
例外Aの例外:二語の接合語について、現代人に構成の分析的意識がない場合、原則に戻る。
手+綱=手綱(たづな)→気+綱=絆(きずな)
爪+突く=(つまづく)→躓く(つまずく)
項(うなじ)+つく=(うなづく)→ 頷く(うなずく)
地(ち)+震れる=(ぢしん)→地震(じしん)
極めて個人的な感情…凡夫の戯言ですが、この例外Aの例外…現代人に構成の分析的意識
がないなんてのは、学者の主観でしょ?一般人を馬鹿にしないで!!例外Aに齟齬が生じた
から慌てて付け足しただけじゃないの?という感じがします。
また、外来語の表記についてヂ/ヅに当たる部分がディ/ドゥになっていますが、Scandinavian
(スカンディナヴィア)→スカンジナビアのような場合…diディはダ行音ですし、ローマ字表記でdi
は【ヂ】なのだからスカンヂナビアだろうという気もします。
現代仮名遣い…なんぼのもんじゃい!!(嘘です…嘘。偉〜い学者先生の仰る通りでございます)
たいふ 2010/10/11 04:10
おける表記の問題に発展されたようですが、これは私の本意ではありま…せん…
と断言出来ない部分はあります。そのような主旨だと思わせるタイトルと寸劇を
記してしまいましたからね。
ただこれは【ドッジ/ドッヂ】と【どっち】をかけた洒落という要素が40%、口にする時に
【ドッチボール】と言っていませんか?という含みが50%であり、つまる所…音声として
発した場合と、文字として表記した場合に違いがあるのですが意識されたことはありますか?
というのが本問の主旨であります。
(おや…あと10%は?)
とんちゃんさんがNo.60においてコメント下さっていますので、私の思いと、現代仮名遣い
【じぢづず】(昭和22年制定 昭和62年改正)も記しておきましょう。
古来【じぢずづ】それぞれ発音が異なっていたのですが、時を経て【ぢ】と【づ】の発音が
失われてしまったそうです。(鎌倉時代までは、使い分けがなされていました)
少しズレますが日本語の母音は奈良時代には8種存在していました…理論上。
(上代特殊仮名遣い 甲:a i u e o 乙:i e o)
それが、平安時代には現在とほぼ同じ形の5種(aiueo)になったようです。3種減少の理由
はよく分かっていませんが、平安遷都(794)もその一つだろうと考えられています。
現代仮名遣いにおいては、原則『じ/ず』を用いることになっています。ですから、この原則
に基づき、dodgeballは【ドッジボール】と表記するのが正しいということになります。
出題文に登場する先生のように【dge】だから【ヂ】だと言ってしまうと、とんちゃんさんのNo.60
のようにほぼ全てのカタカナ語は【ヂ】になってしまいます。発音記号でみると【dろ】ですね。
英語において【ジ/ヂ】と読むであろう発音記号は【dろ、dz、z】があり、使い分けているのだから
日本語表記においても【ヂ/ジ】の使い分けがあってしかるべきだと思われる方もありましょうが、
あくまでも、この現代仮名遣いは日本語としての表記について設定されたものであって、その国
の発音は考慮されないのです。音という感覚的なものを文字にするのは難しいですからね。
(外来語の表記について、というものもあるのですが、ヂ/ヅにあたる部分はディ/ドゥになって
おり今回の問題とは繋がりません。まず、ドッディボールとは発音しませんからね)
原則は『じ/ず』なのですが、例外が存在します。
例外@:同音が連続して、二つ目の音が濁る場合。 (例)ちぢむ・つづく
例外A:二つの語が接合して下の語の頭の『ち・つ』を濁音化させる場合。(例)はなぢ・みそづけ
例外Aの例外:二語の接合語について、現代人に構成の分析的意識がない場合、原則に戻る。
手+綱=手綱(たづな)→気+綱=絆(きずな)
爪+突く=(つまづく)→躓く(つまずく)
項(うなじ)+つく=(うなづく)→ 頷く(うなずく)
地(ち)+震れる=(ぢしん)→地震(じしん)
極めて個人的な感情…凡夫の戯言ですが、この例外Aの例外…現代人に構成の分析的意識
がないなんてのは、学者の主観でしょ?一般人を馬鹿にしないで!!例外Aに齟齬が生じた
から慌てて付け足しただけじゃないの?という感じがします。
また、外来語の表記についてヂ/ヅに当たる部分がディ/ドゥになっていますが、Scandinavian
(スカンディナヴィア)→スカンジナビアのような場合…diディはダ行音ですし、ローマ字表記でdi
は【ヂ】なのだからスカンヂナビアだろうという気もします。
現代仮名遣い…なんぼのもんじゃい!!(嘘です…嘘。偉〜い学者先生の仰る通りでございます)