クイズ大陸



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?いはら 2010/08/18 08:44
長らくお待たせしました。

ボムボムさんとメガネ好きさんの主張はこういうことでしょうか。
シロー君とそのコピーはその時点まで全く同じ思考をしていたことになるのだから、
その後も同じ行動をとるはず。

なるほど。一理ありますね (^^)
しかし、そう考えると予知は成立しません。

まず、予知の中で予知を行い、さらにその中で予知を行い・・・
という予知の無限連鎖が生じます。

仮想世界におけるシミュレーションは何らかの情報処理を行っているわけですが、
その処理速度には上限があるはずです。
予知の中で予知を行う場合も同じ仕組みで情報処理を行うはずですので、
同じ上限があることになります。
すると一回あたりの予知にはある有限の値以上の時間がかかることになり、
無限回の予知を実行するには無限の時間が必要なことになります。

また、シロー君がグーを出したらどうなるのかを予知する場合を考えてみましょう。
仮想世界のシロー君が問題なく予知できたとすると、
マッチャ君がグーを出すのだから、自分はグーを出さないと判断することになります。
すると仮想世界のシロー君はグーを出しませんので、
グーを出したらどうなるのかを知ることはできない、ということになってしまいます。

つまり、単純なコピーでは予知はできないのです。

ではどうすれば予知が可能になるのでしょうか。
現実世界のシロー君が仮想世界のシロー君の意識を乗っ取るとか、
仮想世界の方に意識が移ると考えればよいのです。

仮想世界はシロー君の妄想のようなものですから、
現実世界から仮想世界に干渉することはできても、逆はできません。
これで無限連鎖も生じません。
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