クイズ大陸



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占い師の予言 V ≫No. 1
? 2010/07/12 22:00囁き
虫の羽の音が耳障りなある夏の夕暮れ

この不景気の影響からか今年の年始めに
地位も名誉もすべて失ってしまったある一人の男が
あてもなくさびれた町の路地裏を歩いている。

男の手元に残った物
それは命より大切にしている愛車のメルセデス・ベンツだけ。
しかも今はガソリン代さえ払えないので
田舎の実家に預けたままになっている。
彼の手元にあるのはベンツ特有の神々しく輝くエンブレムがついた
小さなキーのみだった。

「 そこのカッコいいお兄さん、占って行きませんか?」

声の方へ振り向くと真っ黒なヴェールを纏った神秘的な女性が
大きな水晶玉の前に座っている。

「 占い?俺がこんなに落ちぶれる前に
占いに頼っていたとしたら俺の人生変わっていたんだろうか。」

男はそうつぶやきながら導かれるように占い師の元へと歩み寄る。
そんな男の姿を見て占い師はニッコリ微笑むと

「 ではさっそく、お手を拝借。」

そう言って男の手を水晶玉の前に出すように促した。

「 今の俺にはなにもない。
これからの未来も真っ暗闇しか見えないかも知れないな。」

男は右手を差し出し苦笑いを浮かべる。
高価そうな大きな水晶玉
そこには男の顔が上下反対となりうつし出されている。
占い師はそんな水晶玉を両手をかざしながら
なにかの呪文らしき言葉を唱え始めた。

そして数分後
占い師は静かに口を開く。

「 来年の皐月の頃のあなた。
あなたがずっと欲しがっていた “ 豚 猿 兎 ” を手に入れている姿がうつっています。
しかし、それを手にする為に命より大事にしている愛車を手放す様ですね。
エンブレム輝くベンツのキーを手放すあなたの姿がみえました。
・・占い結果は以上です。」

「 はあ?俺は今まで一度も豚や猿や兎なんて欲しがった覚えはないが。」

「 言い忘れましたが私は暗号占い師。
暗号占いなので “ 豚 猿 兎 ” からあなたが欲しがっているなにかが導けるのです。
ただしこの暗号の意味を解読出来なければ何も手にする事が出来ないだけでなく
あなたの 命 も尽きるでしょう。」

「 命がけの暗号占いとは驚いた。
豚 猿 兎 ”から俺が欲いものが導けると言うのか?
まあ、どうせ今の俺は時間だけはたっぷりあるし暇潰しに試してみるか。
それにしても自慢じゃないが俺の欲しいものは星の数ほど・・!?」

男が占い師を背にして独り言を呟いていたわずか数秒の間に
振り返った男の前から占い師の姿は消えていた。

「 さっきのは幻覚だったのか?
たしか“豚 猿 兎”から俺が欲しがっているものが導けると言っていたよなあ。」

問題
豚 猿 兎 ”の暗号から導く
男が欲しがっているものとはいったいなんでしょう?

( 理由も合わせてお答え下さい )
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占い師シリーズ
占い師の予言
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占い師の予言 U
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正解発表
>>191
エピローグ
>>192 そうそう様作成のエピローグです。感謝♪
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