〜〜オープニング〜〜
『カンガルーVS人間どちらが勝つのか!?』
だめだ、面白くない。僕は違うチャンネルのテレビ欄を見る。
『世界で一番不幸な男、彼の人生は壮大だった…』
これは100パーセント僕のことだろう。コマーといると誰でも不幸だ。
『超参加型クイズバトル!!!勝つのは視聴者のあなた?』
ん?なんだこれ?
やあ、私はディレクターの貝塚だ。
今日、生放送するのはなんと壮大な視聴者とゲストだけで行うクイズバトル!
これは視聴率70パーセントいくに違いない…。
しかも初回は優勝者に中国への旅2泊3日という豪華プレゼント!
これだけでたくさんの視聴者が集まるに違いないだろう。
そして、あの伝説のテレビを作ったディレクターとして業界伝説に…。
ハハハハハ!!
おっと、周りの人がかなり引いている。
まあ、それでもいい!
こうして俺はスタジオに向かったのだった。
「ねえコマー。」「コマーのダンナ。」「コマーのおやっさん」「コマーのオヤジ」
元やくざグループと僕はコマーに一斉に話しかけた。
「な、なにかね・・・?」
コマーはかなり驚いているようだ。
「これを見てくれ!!」
僕らは一斉に例の新聞のテレビ欄を指さす。
「世界一不幸な男?そんなのが見たいのかい?君たちは?」
「違うに決まってるだろ!!」
僕らは新聞紙に穴が開きそうなほど指をさした。
「もしかして、この超参加型クイズバトルに参加しなくちゃいけないのかい?」
「もちろん!」僕らはやっと分かってもらえたので安心した。
「だが、吾輩に君らのためにこれをしてあげる人情はないはず…」
「確か、僕のプリンを黙って全部食べたよね」と、鳥川。
「そういやあ、この前に貸したチャンプ、返してないっすね」と、正太郎。
「ダンナ、貸した100円はどうしたんですかい?」と、健二。
「おやっさん。人は人情で動くもんだと言ってましたよねえ」と、海造。
当然、コマーの選択肢に断るという言葉はなかった…。
「さ――て始まりました!!!超視聴者参加型バトルクイズ!
勝つのはゲストか?はたまた、テレビの目の前のあなたか!?」
とてもド派手のオープニングを出しながら番組はスタートした。
一体支出はどれくらいになっているんだろう?気になる!
「この番組の参加の仕方はとても簡単!
回答が分かった方はすぐ近くの電話を使い、答えを言うだけです!
もちろん、ゲストの方たちにも電話をお貸ししています。
最初にこの私の電話に正解を言った方に10ポイント!
2位は3人までで9ポイント。3位は6人までで8ポイント!
以後、人数は倍々とポイントは少しずつ小さくなっていきます!
視聴者の方は自分の名前を必ず言ってくださいね!!
では始めましょう!レッツスタート!」
こうしてクイズ大会は始まった…。
注意!ここからの文は赤文字の│で区切ってあります!
注意して読んでくださいね!!フフフフフ…。
│「コマー!勝ってくれよ!」
これは順調にうまくいっているな。
│僕はコマーに声援を送る。
貝塚はテレビに映りながら思った
│このクイズ番組でうまくいけば
「では第一問!!スタート!!」
│中国の旅に行けるらしい。
高らかに貝塚は叫んだ。
│「そう張り切らないでくれ。」
さあ、そう簡単に優勝賞品は渡さんぞ。
│コマーは疲れ気味に言っている。だが、
そして第一問が始まった。
│第一問が始まったようだ。
「これはとても有名な問題です!!
王様に悪魔のしっぽと角が生えました!さて、何になってしまったでしょう?
これは有名な本にも書いてあるなぞなぞだ
│「電話を貸してくれ」
しかし、ここでよく分からない謎を出せば
│おお!さすがはコマーだ。
視聴者にもゲストにも、うけがいい
│もうこの答えがわかったらしい。
ここで電話なんか来ないはず…。
│すごすぎる…。
リリリーーン!!会場が静まった。なに!
│「もしもし。コマーです。」
「はい、コマーさん。あれ?もう分かったんですか?
│一番だ!すっごい!
とてもお早いですねー。では回答を!」
│答えは「羊」です。
│王に角としっぽを生やしたら羊になるからですね「せ、正解です!これは強敵が現れましたねえ―」
│「やったなコマー!一番だ!」
く、くそ。これでは俺の業界伝説が…。
│「まだまださ。」
だが、これはまぐれだ!まぐれに違いない!
│そういいながらもコマーは照れていた
そして、それから30分後。番組はコマーの領域となっていた。
なんと、スタジオの観客席はゲストを応援するどころかコマーを応援していたのだ。
貝塚は困惑していた。これでは業界伝説がコマーになってしまうではないか!
「で、では最終問題です。この問題を解いた方に優勝を与えます!」
会場がざわついた。だったらさっきまでのはなんだったんだ!
コマー 2010/06/26 19:22
『カンガルーVS人間どちらが勝つのか!?』
だめだ、面白くない。僕は違うチャンネルのテレビ欄を見る。
『世界で一番不幸な男、彼の人生は壮大だった…』
これは100パーセント僕のことだろう。コマーといると誰でも不幸だ。
『超参加型クイズバトル!!!勝つのは視聴者のあなた?』
ん?なんだこれ?
やあ、私はディレクターの貝塚だ。
今日、生放送するのはなんと壮大な視聴者とゲストだけで行うクイズバトル!
これは視聴率70パーセントいくに違いない…。
しかも初回は優勝者に中国への旅2泊3日という豪華プレゼント!
これだけでたくさんの視聴者が集まるに違いないだろう。
そして、あの伝説のテレビを作ったディレクターとして業界伝説に…。
ハハハハハ!!
おっと、周りの人がかなり引いている。
まあ、それでもいい!
こうして俺はスタジオに向かったのだった。
「ねえコマー。」「コマーのダンナ。」「コマーのおやっさん」「コマーのオヤジ」
元やくざグループと僕はコマーに一斉に話しかけた。
「な、なにかね・・・?」
コマーはかなり驚いているようだ。
「これを見てくれ!!」
僕らは一斉に例の新聞のテレビ欄を指さす。
「世界一不幸な男?そんなのが見たいのかい?君たちは?」
「違うに決まってるだろ!!」
僕らは新聞紙に穴が開きそうなほど指をさした。
「もしかして、この超参加型クイズバトルに参加しなくちゃいけないのかい?」
「もちろん!」僕らはやっと分かってもらえたので安心した。
「だが、吾輩に君らのためにこれをしてあげる人情はないはず…」
「確か、僕のプリンを黙って全部食べたよね」と、鳥川。
「そういやあ、この前に貸したチャンプ、返してないっすね」と、正太郎。
「ダンナ、貸した100円はどうしたんですかい?」と、健二。
「おやっさん。人は人情で動くもんだと言ってましたよねえ」と、海造。
当然、コマーの選択肢に断るという言葉はなかった…。
「さ――て始まりました!!!超視聴者参加型バトルクイズ!
勝つのはゲストか?はたまた、テレビの目の前のあなたか!?」
とてもド派手のオープニングを出しながら番組はスタートした。
一体支出はどれくらいになっているんだろう?気になる!
「この番組の参加の仕方はとても簡単!
回答が分かった方はすぐ近くの電話を使い、答えを言うだけです!
もちろん、ゲストの方たちにも電話をお貸ししています。
最初にこの私の電話に正解を言った方に10ポイント!
2位は3人までで9ポイント。3位は6人までで8ポイント!
以後、人数は倍々とポイントは少しずつ小さくなっていきます!
視聴者の方は自分の名前を必ず言ってくださいね!!
では始めましょう!レッツスタート!」
こうしてクイズ大会は始まった…。
注意!ここからの文は赤文字の│で区切ってあります!
注意して読んでくださいね!!
フフフフフ…。 │「コマー!勝ってくれよ!」
これは順調にうまくいっているな。 │僕はコマーに声援を送る。
貝塚はテレビに映りながら思った │このクイズ番組でうまくいけば
「では第一問!!スタート!!」 │中国の旅に行けるらしい。
高らかに貝塚は叫んだ。 │「そう張り切らないでくれ。」
さあ、そう簡単に優勝賞品は渡さんぞ。│コマーは疲れ気味に言っている。だが、
そして第一問が始まった。 │第一問が始まったようだ。
これは有名な本にも書いてあるなぞなぞだ│「電話を貸してくれ」
しかし、ここでよく分からない謎を出せば │おお!さすがはコマーだ。
視聴者にもゲストにも、うけがいい │もうこの答えがわかったらしい。
ここで電話なんか来ないはず…。 │すごすぎる…。
リリリーーン!!会場が静まった。なに! │「もしもし。コマーです。」
「はい、コマーさん。あれ?もう分かったんですか? │一番だ!すっごい!
とてもお早いですねー。では回答を!」 │答えは「羊」です。
│王に角としっぽを生やしたら羊になるからですね
「せ、正解です!これは強敵が現れましたねえ―」│「やったなコマー!一番だ!」
く、くそ。これでは俺の業界伝説が…。│「まだまださ。」
だが、これはまぐれだ!まぐれに違いない!│そういいながらもコマーは照れていた
そして、それから30分後。番組はコマーの領域となっていた。
なんと、スタジオの観客席はゲストを応援するどころかコマーを応援していたのだ。
貝塚は困惑していた。これでは業界伝説がコマーになってしまうではないか!
「で、では最終問題です。この問題を解いた方に優勝を与えます!」
会場がざわついた。だったらさっきまでのはなんだったんだ!