クイズ大陸



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コマーと鳥川の事件簿#8 ≫No. 1
?コマー 2010/06/23 18:12囁き
〜〜オープニング〜〜

「神よ!なぜお答えくださらぬのですか!!」
とても古そうな服をまとった老女が叫んだ。
その周りでは民衆が不安そうに囁いている。
「きっと神が私たちに怒ってるんだ・・・・。」
「そ、そんな・・・・・。」
「だが、なぜ私たちに・・・・。神はどうして私たちに試練を与えるのだろう…。」
すると、その中にいる少年が立ち上がった。
「ばあさま。こうなれば他の者の力を借りるしかありませぬ。」
「なにをいっとるのだ小童!!
 このばあさまの力では足りぬとでも言うのか!」
急に年は50前後であろう男が怒鳴った。
「しかし、このままの力ではうまくいかぬことはおわかりでしょう。
僕がここの土地を離れて強きものを探してきます。」
民衆が再びざわついた。
「確かにそれならうまくいくかもしれぬ。ばあさまだけでは無理があるからなあ。」
「たしかにそうだ・・・・。」
「それしかあるまい。」
すると老女が振り向いた。
「ならば仕方があるまい。
康彦よ、ここから離れてわしより強きものを探してくるのじゃ。
この村のすべてはお主にかかっておるぞ。」


「フルハウスだあ!!」
海造がにたりと笑う。
「兄貴は甘いっすねえ。ほれ!」
「うおぉ!!健二!3カードか!!」
そこには3が3枚しっかりと並んでいる。
「甘い、甘い。綿あめよりも甘いな。」
そういうと正太郎がカードをたたきだす。
「4カードだとおおおお」
海造と健二が倒れかける。
「鳥川のダンナ。今だったら逃げてもいいですぜ・・・。」
正太郎が完全に博打で勝った顔をしている。やはり元ヤクザだな・・。
「悪いがまだまだ甘いな。
水に大量の砂糖と水あめを溶かしたやつよりも甘い!。」
「なにい!!!」
正太郎の眼が見開く。
「これが目に入らぬかあ!!!!!!」
僕は机の上に自分のカードをすべて並べた。
「ロイヤルストレートフラッシュインゴールドだとお!!!」
3人が叫びながらイスから転げ落ちた。
ふ・・・・。つまらぬ物に勝ってしまった・・・。キマッた!!
「そんなものが目に入るわけないだろう。」
グサ!鳥川に30のダメージ。攻撃者は言うまでもない、コマーだ。
「でも、ロイヤルストレートフラッシュインゴールドだよ。
100回勝負しても出るかでないか…。」
「もう100回以上勝負してるんだから珍しくないんじゃないか。
それと正式にはロイヤルストレートフラッシュだけだ。」
ザク!!!鳥川に50のダメージ。ま、まだだ。負けてはいない。
「そういえば、ずっと前に頼んだ事件依頼を募集する仕事はやったのかね?
そこまで遊んでるからには、終わっていると思うが。」
鳥川に100のダメージ
返事はない、ただの屍のようだ・・・。
「まあ別にいいだろう。実は東北の地域の少年がはるばるここまで来てくれたんだ」
「モノ好きもいるもんだ・・・・。」
健二が呟いた。
「何か言ったかね。はるばるサツを呼んでもやってもいいのだが。」
「いえ、なんでもありません!コマーのダンナ!!!」
〈これはかなり仕込まれたな〉
僕は冷静に思った。今の偉さピラミッドは一番上がコマーなのだろう。
「では、入ってきたまえ。」
そういうと年は12歳半ばの少年が入って来た。
あの中学生と比べたらこちらのほうがおとなしめだ。
「では説明してくれるかね?」
コマーが説明を促すと少年は次のようにしゃべりだした。


おらの名前は康彦といって
林宮村に住んでいます。その近くに声がわリ山がありまして、
そこには七千七百七十七の謎があると信じられており、沢山の謎が起こっています。
そんでその声がわリ山で山彦がとてもとても有名なのですが
3週間前に大洪水が起こりまして
なんと2週間も山彦が聞こえなくなったんです。何度叫んでも…。
その次の日あたり、正確に言うと洪水から2週間と1日後に
山彦が聞こえるようになったのですが、
いつもと比べて、何て言うか声が低く、とてもドス黒いんです。
そんでみんなは
神様がおらたちにお怒りなされているんだと大騒ぎしているんです。
どうにかして、あんたたちの力で神様の怒りを鎮めてはくれねえだろうか?



・・・・・・・・・・。はい?
僕ら4人の頭はポカーンとしている。
そんなの何で僕らに?
「おい子増!そんなのはどこぞのインチキ占い師にたのみゃあいいじゃねえか!」
「ひいい!!」
さすがはG組の元やくざの正太郎だ。とても恐ろしい・・・。
(でもインチキ占い師は駄目だと思うんだけどな。)
「まあまあ。こんな軽い謎くらいすぐ解けただろう?」
へ?これだけで?
僕らに加わり康彦もポカーンとしている。
頭上にはたいりょうの?マークが浮かんでいる。
(なぜか健二の頭上には?マークに交じって、UFOが飛来している。これは重症だ)
「では、真相を言ってあげようか・・・。」




康彦 「あーもしもし。
    ホンジツハザアザアブリダケドセイテンナリ、
    ホンジツハザアザアブリダケドセイテンナリ。」
老女 「現代はぐろうばるだというのに
    よくもそのような、変な受け答えができるのう。」
康彦 「鳥川サンに教えてもらったんだー。」
老女 「鳥川?それは高度な術者の名前かい?」
康彦 「まったく違うけど、推理って力を持つ人の友達の名前だよ。」
老女 「酢威李?おかしな技じゃのう。」
康彦 「そんなことより、やっとあの出来事の真相がわかったよー。
    神様は関わっていないんだけどね。」
老女 「とするとあれは人間の仕業じゃったのか!」
康彦 「詳しく真相を言うと
    ごにょごにょごにょ・・・・・・。」
老女 「そうじゃったのか!
    しかし、それではどうすれば犯人が捕まるんじゃろう・・・。」
康彦 「コマーさんが言うにこんな実験をすれば捕まえられるって
    ごにょごにょごにょ・・・・・・・・。」
老女 「その方法があったのか!コマーというやからはなかなか切れるのう…。」
康彦 「それとコマーさんが言うに
    最後をどうするかで個人的に思う
     探偵のセンスが問われるんだって。
    コマーさんが思う最後をどうするかは
    たしか、こういうのだったな。ごにょごにょごにょ・・。」
老女 「そのやりかたか・・。すごいものじゃなあ・・・。」


さて、この事件の真相はなんだったのだろうか?
真相とその犯人の見つけ方を回答してくれ。
また、もしも最後はどうするかが思い浮かぶ方がいれば
それを回答に乗せて言ってね!!
(無理して考えなくてもいいよ!
 できるだけ、あったら回答に乗せていってください)
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