解答編
「…え?私???」
「ええ、まず貴方たち容疑者の証言には嘘はありませんでした。嘘発見機がそれを証明してくれました。」
「古いな。」
「ということは、坂田さんが来た時点では倒れていた。しかし、貴方は社長に相談に行ったと言った。つまり、その時点でも生きていた。」
「ならば貴方と坂田さんの間の人物が犯行を行ったことになる。しかし、誰も来ていません。」
「イコール、社長と相談をした後、退室する前に社長を殺害した。違いますか、河合さん?」
「…………。」
「貴女は何らかの理由で社長と口論になり、ダイヤル式の黒電話で社長を撲殺。」
「古いな。」
「電話線はその時に外れたんですよね。」
「…………。」
「しかし、社長は死ななかった。昏倒していただけだった。貴女は冷静に倒れた社長を見た、するとまだ息はあった。」
「そこで、坂田さんを利用して罪をなすりつけることにした。社長、心臓にペースメーカーがあるんですよね。」
「…………。」
「そして、貴女が退室したあと坂田さんが来る。あの状況なら死んでいると思うでしょう。」
「案の定、坂田さんは勘違いして外線から通報しようとした。」
「が、電話線が外れていて掛けられなかった。そこで咄嗟に携帯から通報。ここで、社長のペースメーカーが誤作動を起こし、死亡。」
「もちろん死亡推定時刻もこの時間に、すなわちまんまと容疑者から逃れられる。」
「…、証拠はあるの!?無かったら立証できないわよ…!」
「それならそこにあるじゃないですか。黒電話。今の推理が正しければ貴女の指紋が検出されるはずですよ。」
「もしかしたら前に触ったかもしれないじゃない!」
「なぜ?社長室の外線を貴方が使う理由は無いでしょ?」
「そんなの分からないじゃない!」
「あの〜、ちょっといいですか?今日、清掃したときに電話拭いたんです。だから貴女の過去の指紋は出るはずないんです。」
「!!」
「…では指紋を取ってもよろしいですね?」
「…殺す気なんて無かったのに…。給料の前払いを断られたから…。」
「河合久内、殺人の現行犯逮捕する!」
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長かったぁ〜…。
たけ 2010/05/18 18:03
「…え?私???」
「ええ、まず貴方たち容疑者の証言には嘘はありませんでした。嘘発見機がそれを証明してくれました。」
「古いな。」
「ということは、坂田さんが来た時点では倒れていた。しかし、貴方は社長に相談に行ったと言った。つまり、その時点でも生きていた。」
「ならば貴方と坂田さんの間の人物が犯行を行ったことになる。しかし、誰も来ていません。」
「イコール、社長と相談をした後、退室する前に社長を殺害した。違いますか、河合さん?」
「…………。」
「貴女は何らかの理由で社長と口論になり、ダイヤル式の黒電話で社長を撲殺。」
「古いな。」
「電話線はその時に外れたんですよね。」
「…………。」
「しかし、社長は死ななかった。昏倒していただけだった。貴女は冷静に倒れた社長を見た、するとまだ息はあった。」
「そこで、坂田さんを利用して罪をなすりつけることにした。社長、心臓にペースメーカーがあるんですよね。」
「…………。」
「そして、貴女が退室したあと坂田さんが来る。あの状況なら死んでいると思うでしょう。」
「案の定、坂田さんは勘違いして外線から通報しようとした。」
「が、電話線が外れていて掛けられなかった。そこで咄嗟に携帯から通報。ここで、社長のペースメーカーが誤作動を起こし、死亡。」
「もちろん死亡推定時刻もこの時間に、すなわちまんまと容疑者から逃れられる。」
「…、証拠はあるの!?無かったら立証できないわよ…!」
「それならそこにあるじゃないですか。黒電話。今の推理が正しければ貴女の指紋が検出されるはずですよ。」
「もしかしたら前に触ったかもしれないじゃない!」
「なぜ?社長室の外線を貴方が使う理由は無いでしょ?」
「そんなの分からないじゃない!」
「あの〜、ちょっといいですか?今日、清掃したときに電話拭いたんです。だから貴女の過去の指紋は出るはずないんです。」
「!!」
「…では指紋を取ってもよろしいですね?」
「…殺す気なんて無かったのに…。給料の前払いを断られたから…。」
「河合久内、殺人の現行犯逮捕する!」
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長かったぁ〜…。