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YMCR
2010/03/23 18:03
正解発表です。
日本人の血液型は、A型が何割、B型が何割、といった具合にある程度割合が定まっており、献血される血液も、年間を通してみれば、ほぼその割合の通りに落ち着くそうです。ですから、「特別に献血に非協力的な血液型」というのがあるわけではないと考えられます。
また、輸血を必要とする人も、全ての血液型から均等に発生すると考えれば、特定の血液型のみが不足するという理由はありません。(人数の多い血液型は輸血を必要とする人も献血をする人も多い、その逆もまたしかり)
献血者がことさら少なくなって、不足するなら、そのときは全ての血液型が不足することになるでしょう。
では、なぜO型の血液が、他の血液型に比べて不足するのでしょうか。
それは、今の話の前提は『輸血の際には同じ血液型の血液を輸血する』であるところ、そうでない場合もあるからです。
医学的にはA型、B型、AB型の血液を他の血液型の患者に輸血することは出来ないが、
O型に関しては他の血液型のに輸血しても(量によっては)重篤な副作用が発生しないそうです。
A型・B型・AB型血液の不適合輸血では死亡例がありますが、O型血液の不適合輸血による死亡例は1例もないそうです。
端的に言えば、「O型の血液は他の血液型にも輸血できる」
であり、これが他の血液型に比べてO型の需要が増える(O型人口の比率に対しての話です。)可能性になります。
ただし、(献血システムが確立している)現在において、不適合血液を輸血する必要性はほとんどなく、もちろんほとんどの場合で、適合血液の輸血しか行われていないのが実際です。
ただし、例外もあり、あえて血液型が異なってもO型を輸血したほうが安全な場合、というのもあるそうです。(詳述は避けます。興味があれば調べてみてください。)
以上が答えになります。
(補足)
解答を書くために改めて調べてみて、オオツキ君の
「実際いつも不足気味なのはO型なのさ」
との台詞は少々大げさかなと、反省しています。
言いたかったことは、
「不足する血液型というものがあるとして、きちんと合理的な理由がつけられるのはO型ぐらいのものだ」
という程度のニュアンスでした。
いつも8割程度の完成度で出題してしまい、別解続出が恒例の出題者ではありますが、たくさんのご参加ありがとうございました。
YMCR 2010/03/23 18:03
日本人の血液型は、A型が何割、B型が何割、といった具合にある程度割合が定まっており、献血される血液も、年間を通してみれば、ほぼその割合の通りに落ち着くそうです。ですから、「特別に献血に非協力的な血液型」というのがあるわけではないと考えられます。
また、輸血を必要とする人も、全ての血液型から均等に発生すると考えれば、特定の血液型のみが不足するという理由はありません。(人数の多い血液型は輸血を必要とする人も献血をする人も多い、その逆もまたしかり)
献血者がことさら少なくなって、不足するなら、そのときは全ての血液型が不足することになるでしょう。
では、なぜO型の血液が、他の血液型に比べて不足するのでしょうか。
それは、今の話の前提は『輸血の際には同じ血液型の血液を輸血する』であるところ、そうでない場合もあるからです。
医学的にはA型、B型、AB型の血液を他の血液型の患者に輸血することは出来ないが、
O型に関しては他の血液型のに輸血しても(量によっては)重篤な副作用が発生しないそうです。
A型・B型・AB型血液の不適合輸血では死亡例がありますが、O型血液の不適合輸血による死亡例は1例もないそうです。
端的に言えば、「O型の血液は他の血液型にも輸血できる」
であり、これが他の血液型に比べてO型の需要が増える(O型人口の比率に対しての話です。)可能性になります。
ただし、(献血システムが確立している)現在において、不適合血液を輸血する必要性はほとんどなく、もちろんほとんどの場合で、適合血液の輸血しか行われていないのが実際です。
ただし、例外もあり、あえて血液型が異なってもO型を輸血したほうが安全な場合、というのもあるそうです。(詳述は避けます。興味があれば調べてみてください。)
以上が答えになります。
(補足)
解答を書くために改めて調べてみて、オオツキ君の
「実際いつも不足気味なのはO型なのさ」
との台詞は少々大げさかなと、反省しています。
言いたかったことは、
「不足する血液型というものがあるとして、きちんと合理的な理由がつけられるのはO型ぐらいのものだ」
という程度のニュアンスでした。
いつも8割程度の完成度で出題してしまい、別解続出が恒例の出題者ではありますが、たくさんのご参加ありがとうございました。