恥ずかしながら、私も【ずくなし】という言葉を生まれて今まで耳にしたことが
ありませんでした。が、国語辞書に載っているから方言ではない…という見方は正確ではない
でしょう。
oimさんが挙げてくださった【いとさん/こいさん】は上方語(関西方言)として載っていますし、
元々辞書は共通語(標準語)だから載せているというわけではありませんから、【ずくなし】と
いう語は共通語・方言という区分ではなく、古語としてかつて使用されていたという事実を示し
ているという見方が基本線かな。
方言は、割合い古語の原形を留めていることも多く、そうしたものを解釈する時のヒントという
役目もあるとは思います…というより、辞書ってそういうものですね。
和歌山では、≪私たち≫=【あがら】と言いますが、これは古語の【吾が/我が】+接尾語【ら】
ですから、古語がそのまま方言として現在まで残っているという良い例ではないでしょうか。
そう考えると…【ずくなし】=方言という見方も出来なくはない…かな?
たいふ 2010/02/13 00:52
ありませんでした。が、国語辞書に載っているから方言ではない…という見方は正確ではない
でしょう。
oimさんが挙げてくださった【いとさん/こいさん】は上方語(関西方言)として載っていますし、
元々辞書は共通語(標準語)だから載せているというわけではありませんから、【ずくなし】と
いう語は共通語・方言という区分ではなく、古語としてかつて使用されていたという事実を示し
ているという見方が基本線かな。
方言は、割合い古語の原形を留めていることも多く、そうしたものを解釈する時のヒントという
役目もあるとは思います…というより、辞書ってそういうものですね。
和歌山では、≪私たち≫=【あがら】と言いますが、これは古語の【吾が/我が】+接尾語【ら】
ですから、古語がそのまま方言として現在まで残っているという良い例ではないでしょうか。
そう考えると…【ずくなし】=方言という見方も出来なくはない…かな?