コピー人間≫ No.1 ≫No. 2
永久駆動
2009/09/28 20:33
「実験成功じゃ。
記憶や性格も完璧に同一にコピーできた。
歯や骨、爪や体毛などの状態形状も同じ。
DNAや染色体をはじめ全細胞が同一、
指紋、虹彩などの身体的特徴も完全に同一じゃ。
腸内細菌や胃の内容物、大腸の中の糞便、膀胱の中の尿、
鼻くそや耳垢まで完璧に複製してある。
皮膚についた雑菌まで同じだから体臭や口臭も同じ。
右肩の外れやすさ、足の水虫、乱視の入った近眼も同じ。
ホクロ、おでき、刺青、注射跡、過去の病気やけがのあと、歯の治療あと、
今朝蚊に刺されたあとまで同じじゃ。
外見はもちろん内部や細部も完全に同一にコピーできた。」
「大変です博士。カメラの録画機能が停止していました。
さっき2人が抱き合ってくるくる回ったシーンを再生できません。
最初に南側にいたのが本物、北側にいたのがコピーでしたね。
2人がくるくると回転をはじめたとき
私は必死で目で追いましたが見失いました。
もうどっちがどっちだかさっぱりわかりません。
本物とコピーが識別できなくなりました。
まずいです。どうしますか?」
「いや。それは簡単にわかる。」
「まさか何から何まですべて同じだから両方本物と言いたいのでは?
あるいはもうどっちでもいいじゃんと独断で本物を決めてしまうとか。」
「いいや違う。簡単に確認する方法があるんじゃ。」
「なにか印をつけたんですか?
どこかに番号が書いてあるとか。ピアスとか。特殊な匂いとか。
一部の体毛を片方だけ剃ったとか。わざと形状の違う部位があるとか。
体に発信機を埋め込んだとか。」
「いや、そんな印なんかつけておらんよ。
何から何まで完璧に同一になるようにコピーした。
それが私のしたことじゃ。」
「そうか博士。2つの部屋に何か差をつけましたね。
片方のベッドはすごく固くて筋肉痛のほうが本物とか。」
「いや、2つの部屋は向きと位置だけが違うだけで
部屋の中は何から何まで同じじゃ。」
問題 博士はどうやって識別するのでしょう?
永久駆動 2009/09/28 20:33
記憶や性格も完璧に同一にコピーできた。
歯や骨、爪や体毛などの状態形状も同じ。
DNAや染色体をはじめ全細胞が同一、
指紋、虹彩などの身体的特徴も完全に同一じゃ。
腸内細菌や胃の内容物、大腸の中の糞便、膀胱の中の尿、
鼻くそや耳垢まで完璧に複製してある。
皮膚についた雑菌まで同じだから体臭や口臭も同じ。
右肩の外れやすさ、足の水虫、乱視の入った近眼も同じ。
ホクロ、おでき、刺青、注射跡、過去の病気やけがのあと、歯の治療あと、
今朝蚊に刺されたあとまで同じじゃ。
外見はもちろん内部や細部も完全に同一にコピーできた。」
「大変です博士。カメラの録画機能が停止していました。
さっき2人が抱き合ってくるくる回ったシーンを再生できません。
最初に南側にいたのが本物、北側にいたのがコピーでしたね。
2人がくるくると回転をはじめたとき
私は必死で目で追いましたが見失いました。
もうどっちがどっちだかさっぱりわかりません。
本物とコピーが識別できなくなりました。
まずいです。どうしますか?」
「いや。それは簡単にわかる。」
「まさか何から何まですべて同じだから両方本物と言いたいのでは?
あるいはもうどっちでもいいじゃんと独断で本物を決めてしまうとか。」
「いいや違う。簡単に確認する方法があるんじゃ。」
「なにか印をつけたんですか?
どこかに番号が書いてあるとか。ピアスとか。特殊な匂いとか。
一部の体毛を片方だけ剃ったとか。わざと形状の違う部位があるとか。
体に発信機を埋め込んだとか。」
「いや、そんな印なんかつけておらんよ。
何から何まで完璧に同一になるようにコピーした。
それが私のしたことじゃ。」
「そうか博士。2つの部屋に何か差をつけましたね。
片方のベッドはすごく固くて筋肉痛のほうが本物とか。」
「いや、2つの部屋は向きと位置だけが違うだけで
部屋の中は何から何まで同じじゃ。」
問題 博士はどうやって識別するのでしょう?