ｸｲｽﾞ大陸

こんにちは。
絵本を読んでいましたら、思いつきましたので、どうぞ一題。

ある所に、鬱蒼とした森がありました。
森の中のある場所には、吊橋が掛かっておりました。

ここに住んでいる魔物のちぇるしーは、この吊橋で昼食にしようとしていました。
さて、ちぇるしーは巨大化して吊橋の下で待ち構えていました。
吊橋を誰かが通ったら、切り離して網がわりにして捕まえようと思っていたのです。


その時、仔牛がやってきました。
（牛肉！これはついているな。よし、お昼にしよう）
ちぇるしーは仔牛を食べようとしましたが、仔牛にこう言われました。
『待ってください。もう少ししたら、僕より大きな牛が来ますよ。』

……ちぇるしーは、大きい牛の方が良かったので仔牛を逃がしてやりました。

しばらくすると、仔牛の言った通り、少し大きな牛がやってきました。
ちぇるしーがお昼にいただこうとすると…牛はこう言いました。
『待ってください。自分より、大きいのが、５分後に通りますよ』

ちぇるしーは欲を出して、見逃してやりました。

５分後。
確かに二番目のより、大きい牛が通りましたが、
『俺より、もう少し大きいやつがこの後来ますよ』
と言われ、これも見逃しました。


さらにしばらくして、確かに、さっきより少し大きめの牛が通りかかりました。
ちぇるしーが、お昼にいただこうとすると、やはりこう言われました。
『待ってください。俺より大きいのが、もうすぐ来ますよ』
しかし。
「いえ、待ちません！！」
ちぇるしーはこの牛をお昼にいただきました。


さて、ちぇるしーが次の牛を待たなかった理由は、何でしょうか？

※もう空腹すぎて我慢の限界だった…というのも、正しいですが…。