梅雨も明け、爽やかな初夏の風が吹き抜ける湘南の高台。紀伊賀邸の広大な庭で、
陽光にきらめく海原を見下ろしながら渉や摩耶たちが暗号/推理の研究会を開いている。
「もう、本格物なんて興味を持たれないのかな?」と渉。
「そうね、本格推理はクラブの仲間で楽しんでいる方が無難みたいね。」と摩耶。
「ところで、先日こんなことがあったのよ。」と好代が祖父の金庫の暗証番号を解読した
一件を披露する。
「へー、さすがは好代さんのお祖父様。手形とは面白い発想ね。」と早苗が感心している。
「それでね、その金庫にはいろんな古文書が保管されているんだけれど、その中の一つに
こんなものがあるのよ。」と好代が一枚の紙片を取り出す。
「ほら、いつかの家訓から文箱の底に隠された古文書を見つけ、さらにその暗号を解いて
蔵の床下から発見した古文書なの。家宝の在りかを示す暗号よ。
もちろんこれはパソコンで打ち直したものだけれど…。どう、解いてみない?」
いざ問はむ 乙女の滝に 秘めしなぞ
雲ひとつたなびきて 鳶高く舞ふ 野に鹿走り 紀伊は豊か
「紀伊賀家に伝わる3番目の暗号というわけか。面白そうだね。」
「最初は文箱の底で、次は蔵の床下。ホントに好代さんのご先祖は暗号好きね。」
「でもこれはかなり難問みたいね。」
「ええ、それでね、もっとわかり易いように作り替えてみたの。」と好代がもう一枚の紙片を取り出す。
紀伊賀 いま旅たつとき 秘の品も とうく果てに運び 隠したり
「二つが同じ内容だということは…!?」
「一行目がヒントになっているんでしょうね。」
「そのようだけど、たしかにこれは難問ね。宝をうまく掘り出せるかしら?」
*****************
さて、紀伊賀家の宝はどこに?
ヒント
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Yossy 2009/07/17 09:59
陽光にきらめく海原を見下ろしながら渉や摩耶たちが暗号/推理の研究会を開いている。
「もう、本格物なんて興味を持たれないのかな?」と渉。
「そうね、本格推理はクラブの仲間で楽しんでいる方が無難みたいね。」と摩耶。
「ところで、先日こんなことがあったのよ。」と好代が祖父の金庫の暗証番号を解読した
一件を披露する。
「へー、さすがは好代さんのお祖父様。手形とは面白い発想ね。」と早苗が感心している。
「それでね、その金庫にはいろんな古文書が保管されているんだけれど、その中の一つに
こんなものがあるのよ。」と好代が一枚の紙片を取り出す。
「ほら、いつかの家訓から文箱の底に隠された古文書を見つけ、さらにその暗号を解いて
蔵の床下から発見した古文書なの。家宝の在りかを示す暗号よ。
もちろんこれはパソコンで打ち直したものだけれど…。どう、解いてみない?」
「紀伊賀家に伝わる3番目の暗号というわけか。面白そうだね。」
「最初は文箱の底で、次は蔵の床下。ホントに好代さんのご先祖は暗号好きね。」
「でもこれはかなり難問みたいね。」
「ええ、それでね、もっとわかり易いように作り替えてみたの。」と好代がもう一枚の紙片を取り出す。
「二つが同じ内容だということは…!?」
「一行目がヒントになっているんでしょうね。」
「そのようだけど、たしかにこれは難問ね。宝をうまく掘り出せるかしら?」
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さて、紀伊賀家の宝はどこに?
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