クイズ大陸



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?かりむ 2009/07/11 13:16
 
男「まったく、江戸っ子は気がみじけえんだ!
  かりむの野郎がぐずぐずしていやがるから
  なかなか俺たちの出番がこねえじゃねぇか。」

か:ちょっと!野郎とは失礼じゃないですか。私は一応女ですよ!

女「ほんとだよねぇ。
  あたしだって今か今かと首を長ぁ〜くして待ってたのにさぁ」

か:あなたの首が長いのはもともと・・・あ、いやいや。



男「そういやおめえ、減ってたはもう買ってきたかい?」
女「あらやだ うっかりしちまった。あたしゃあれがないとねぇ・・」

女は妖しい笑いを浮かべ、ペロリとひとつ舌なめずり

男「そうそう。あの草紙書いた異人さんだがな。」
女「なにか思い出したのかい?」
男「『七色の虹』でなく『八つの雲』だった。
  それになにやら「小さい泉」とやらが上につくらしいぜ。」
女「そう・・・。
  それであんたその草紙・・読んだのかい?」
男「ああ読んだ。
  それがな、どうも妙なぐあいでな。
  おめえにそっくりの女が出てくる話があったなぁ。」
女「・・・そう・・・だったかしら・・・。」


だめだ、もうこの男にはあたしの正体がわかっている。
妖怪なんぞに惚れる男はいやしない。
こんな別れになるならば、
いっそ早いとこやっつけちまやぁよかったものを。と、
女が袖でそっと涙をぬぐったその時、男がやおら女の手をとりました。


女「あんた・・・。」



 

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