【
>>15の続き】
刑事A 「そうですね。一番シンプルなのは『箸は二本で一組、夫婦みたいなものです
から、一本を被害者とすればもう一本は妻の光を指している』と考えられ
ますね。」
刑事B 「なるほど。」
刑事A 「でも、いま気がついたんですがこの一家の名前は源氏物語にちなんで
つけられているようですね。」
刑事B 「お、やっと気がついたか。」
刑事A 「だとすると長女の若菜も疑わしくなりますね。」
刑事B 「どうして?」
刑事A 「源氏物語54帖のうち、若菜だけが上下に分かれているんです。
だから両手の箸は二分されている若菜を指しているのではないかと…。」
刑事B 「ほほ〜。お前がそんなに源氏物語に詳しいとは知らなかったな。」
刑事A 「これくらいは常識ですよ。」
刑事B 「わかったよ。それで他には?」
刑事A 「こう考えると次女の葵も…。」
刑事B 「どうしてだ?」
刑事A 「シンプル イズ ベストですよ。箸は2本、つまり二女を指すという…。」
刑事B 「まあ、ないとはいえないが…。」
刑事A 「まだありますよ。源氏と蛍。つまり源氏蛍は西日本と東日本で発光
パターンが違うと聞いたことがあります。両手の箸は東西の源氏蛍の区別、
つまり三女の蛍を指しているとも考えられます。」
刑事B 「お前、蛍にも詳しいのか?」
刑事A 「まあ、これくらいは常識です。」
刑事B 「…。じゃ、四女の初音はどうなんだ?」
刑事A 「それがこれも怪しく思われます。」
刑事B 「ほ〜。」
刑事A 「初音って鶯などのその年の初めての鳴き声のことですよね。鶯といえば
日本史の『啼くよ鶯、平安京』ですよ。二本の箸からは日本史、道長一家
からは平安時代と源氏物語が連想されるので、あのダイイングメッセージは
源氏物語の鶯、つまり初音を指しているとも考えられます。」
刑事B 「今度は日本史か…。でもそれだと容疑者は全員ということになるぞ。」
刑事A 「だから次は先輩の推理を聴かせてください。」
Yossy 2009/06/04 00:51
刑事A 「そうですね。一番シンプルなのは『箸は二本で一組、夫婦みたいなものです
から、一本を被害者とすればもう一本は妻の光を指している』と考えられ
ますね。」
刑事B 「なるほど。」
刑事A 「でも、いま気がついたんですがこの一家の名前は源氏物語にちなんで
つけられているようですね。」
刑事B 「お、やっと気がついたか。」
刑事A 「だとすると長女の若菜も疑わしくなりますね。」
刑事B 「どうして?」
刑事A 「源氏物語54帖のうち、若菜だけが上下に分かれているんです。
だから両手の箸は二分されている若菜を指しているのではないかと…。」
刑事B 「ほほ〜。お前がそんなに源氏物語に詳しいとは知らなかったな。」
刑事A 「これくらいは常識ですよ。」
刑事B 「わかったよ。それで他には?」
刑事A 「こう考えると次女の葵も…。」
刑事B 「どうしてだ?」
刑事A 「シンプル イズ ベストですよ。箸は2本、つまり二女を指すという…。」
刑事B 「まあ、ないとはいえないが…。」
刑事A 「まだありますよ。源氏と蛍。つまり源氏蛍は西日本と東日本で発光
パターンが違うと聞いたことがあります。両手の箸は東西の源氏蛍の区別、
つまり三女の蛍を指しているとも考えられます。」
刑事B 「お前、蛍にも詳しいのか?」
刑事A 「まあ、これくらいは常識です。」
刑事B 「…。じゃ、四女の初音はどうなんだ?」
刑事A 「それがこれも怪しく思われます。」
刑事B 「ほ〜。」
刑事A 「初音って鶯などのその年の初めての鳴き声のことですよね。鶯といえば
日本史の『啼くよ鶯、平安京』ですよ。二本の箸からは日本史、道長一家
からは平安時代と源氏物語が連想されるので、あのダイイングメッセージは
源氏物語の鶯、つまり初音を指しているとも考えられます。」
刑事B 「今度は日本史か…。でもそれだと容疑者は全員ということになるぞ。」
刑事A 「だから次は先輩の推理を聴かせてください。」