クイズ大陸



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?いはら 2009/06/11 08:44
>「A君はB君より大きい」 が正しい 
>と断定するならば、そこには何らかの「尺度」がなければなりません。
と書かれていますが、「尺度」がなくても大小関係は考えられる、
さらに、AとB、BとCの大小が判断できても、AとCの大小が判断できないこともある
という例を挙げたまでです(No.53)。

「三すくみ」の例も書いておきましょう。
過去の対戦実績をもとに、
AさんがBさんに勝った回数が多いとき、AさんはBさんより強いと定義しましょう。
このとき、A>B、B>C、C>Aとなる場合は容易に考えられます。
三すくみのサイコロなんてものもありましたし。

しかし、自然な例が考えられるかどうかは論理とは関係ないです。
どんなに非現実的なものであっても反例が考えられる場合、正しくないとするのが論理学です。
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三すくみのサイコロについて追記します。
サイコロA、Bを転がしたとき、
Aの目の方が小さくなる確率が1/2より大きいならばA<Bであると定義します。
サイコロには6つの面がありますが、対面には同じ数字が書かれているとして、
3種類の異なる数字が書かれているものを考えます。
サイコロA、B、Cに書かれている3種類の数字が次のようになっているとします。
<tt>A:4、9、2
B:3、5、7
C:8、1、6
Aの目がBの目より小さくなる確率は5/9ですので、A<Bです。
Bの目がCの目より小さくなる確率は5/9ですので、B<Cです。
Cの目がAの目より小さくなる確率は5/9ですので、C<Aです。</tt>
返信 編集
?ITEMAE
「大小関係」が、その時々の設定で決まらない、
ということだと、
そもそもの理論自体がつくれなくなります。

何を証明するにも、「その前提は・・・かもしれない」

(三角形の面積をいうのに、「辺は曲線でもいいように設定されることがあるかもしれない」とか。)