クイズ大陸



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?風花 2006/03/16 11:17
No.57への反論。
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『このテストだけで成績を評価しない』は言い換えると
『このテストは成績の評価に含まれます』ということ,というのはそのとおりです。
もっと突っこんだところを言うと,『テストだけで成績を評価することはしない』ということです。
確かに「学力」という面だけ見ると「テストで測る」と感じるでしょう。
しかし『評価』とはそれだけではありません。
君の言うように,このテストは学力を測ると言うよりも,人間性や性格を測るテストに近いです。
そしてそれも『評価』の一部です。
もちろん,人間性や性格というものを数値化して優劣を付けるという意味ではありません。
「この生徒はこういう状況で『勉強する』を選択するタイプだ」
「この生徒はこういう状況で『勉強しない』を選択するタイプだ」
この二つには優劣はありません。ただ,タイプの違いがあります。
そして「どういうタイプなのか」も「人物評価」というような「成績の一部」ということです。
学力だけを見るなら「定期テスト」で「テストのための勉強をすればどこまでできるか」を。
「抜き打ちテスト」で「テスト前でなければどれだけできるか」を。
それぞれ測定できるでしょう。
しかし「どういう状況になれば『勉強しよう』とするか」という性格的なことについては測定できません。

計算問題にものすごく小さな字で
『+1』と付け加えてある。
このような問題。
もしこのような問題があったとして,これは「計算能力を測る問題」ではないでしょう。
常識的に考えて「計算問題」にはそんなことはありません。
これに気付けるかどうかは「計算問題」にもかかわらず,計算以外のところに注意が向いているということです。これには優劣はありません。
状況によって「注意が向けられることが良い方向に働く」ことも「計算だけに集中できることが良い方向に働く」こともあり得ます。
どちらのタイプかを判断する材料になります。

君は「今回のような状況では,学力以外の要因でA君とB君の成績に差が出る。これは不公平だ」ということを気にしているようですが,「学力以外の要因」も先生は見ようとしています。
つまり,このテストは「学力」を直接測ろうとするものではなく,「性格」を見ようというような意味合いのものです。
そういう意味で,「他の人の点数」と比べるよりも「自分自身の『定期テスト』や『他の抜き打ちテスト』の点数」と比べるべきものです。

このテストで,単純に点数だけで順位を付けてそれを学力として判断するとすればそれは不公平といわれても仕方ない。
というか,そうであればそれは明らかに不公平でしょう。
しかしそうではない評価の仕方があるのだ,ということを知ってください。
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というような感じでしょうか・・・?

ネックは,私が小学校教職指導要領を知らないということでしょうか。
テストはあくまで生徒の「学力(学習結果)」を評価するためのものであって,このようなテストはあってはいけないと指導要領にあるなら,ちょっとマズイのですが (^^;)

そこのところの検証はしてません・・・。
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