「お兄さん…今の話は、ちょっと事実と違うんじゃないかな？」
「そうだぜ、人聞きが悪すぎるぞ。何か訳の分からないところもあったぞ」
「フフフッ…そうですね。では、余計な部分を排して実際のお話にしてみましょう」
さわやかな秋の日の昼下がり…ヒロシ君とアキラは、近くの森の中にいた。
目的は【キノコ狩り】です。
「キノコ狩りに、こんないい日はないな」
「そうだね。でも十分気を付けないと、私たちはプロじゃないからね。ちゃんと採った
キノコはお兄さんに確認してわないといけないよ。毒キノコだったら大変だからね。
それから採る時のルールも守らないとダメだからね」
「分かってるって。①山にゴミを残さない②根こそぎ採らずに小さなものは残す」
「他にも色々あるけど、最低限のマナーは守って楽しくやろうね」
それから２時間…二人は百近く採ったキノコを袋に詰め込んで森を出たのだった。
「これで宜しいですか？」
「そうだね、僕たちはキノコ狩りをしたただけだからね。【殺す】とか【死体】とかは違うよね」
「後、キノコを勝手に喋らせるのもおかしかったぜ」
二人の言葉に、神妙な顔つきで太傅は応える。
「キノコは生き物ですよ。養分を取って、子孫を残すのです。確かにキノコに対して【殺す】や【死体】
という表現をしたりはしませんが、引っこ抜かれて、我々に食されるということは、キノコにとって
みれば、死ぬこと…に他なりません。生き物は他の生き物の命を奪うことによって生きているという
ことを忘れてはいけません。これが命の循環・自然の摂理なのです」
「おうよっ！！俺は給食は残さず食べるし、【いただきます】と【ごちそうさま】もちゃんと言ってるぞ」
「それはいいことですね」
アキラがふと疑問を口にする。
「じゃあさ…ベジタリアンは？」
「ふむ…面白いところに着目しますね。それについては、また別の機会にお話しましょうか」
ということで正解は
【キノコ狩り】だから犯罪者の誹りを受けることも裁かれることもないのです。
勿論、勝手に私有地に踏み入り採取をすれば罪に問われますが…
「そうだぜ、人聞きが悪すぎるぞ。何か訳の分からないところもあったぞ」
「フフフッ…そうですね。では、余計な部分を排して実際のお話にしてみましょう」
「これで宜しいですか？」
「そうだね、僕たちはキノコ狩りをしたただけだからね。【殺す】とか【死体】とかは違うよね」
「後、キノコを勝手に喋らせるのもおかしかったぜ」
二人の言葉に、神妙な顔つきで太傅は応える。
「キノコは生き物ですよ。養分を取って、子孫を残すのです。確かにキノコに対して【殺す】や【死体】
という表現をしたりはしませんが、引っこ抜かれて、我々に食されるということは、キノコにとって
みれば、死ぬこと…に他なりません。生き物は他の生き物の命を奪うことによって生きているという
ことを忘れてはいけません。これが命の循環・自然の摂理なのです」
「おうよっ！！俺は給食は残さず食べるし、【いただきます】と【ごちそうさま】もちゃんと言ってるぞ」
「それはいいことですね」
アキラがふと疑問を口にする。
「じゃあさ…ベジタリアンは？」
「ふむ…面白いところに着目しますね。それについては、また別の機会にお話しましょうか」
ということで正解は【キノコ狩り】だから犯罪者の誹りを受けることも裁かれることもないのです。
勿論、勝手に私有地に踏み入り採取をすれば罪に問われますが…