頭の体操/論理パズル答え
Q75の答え
下記参照
正解者
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tmkさん
textnoteさん
tanakaさん
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ペリーヌさん
subさん
武蔵浦和校さん
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解説
======出題者より======
魔女のグラスの問題の掲載ありがとうございます。
自作問題が掲載されて感激です。
自分で解答も投稿したい気分です。
★解答
3つのグラスをそれぞれA、B、Cとする。
組み合わせは以下の6通り
A B C
1.胃薬 毒薬 解毒剤
2.胃薬 解毒剤 毒薬
3.毒薬 胃薬 解毒剤
4.毒薬 解毒剤 胃薬
5.解毒剤 胃薬 毒薬
6.解毒剤 毒薬 胃薬
魔女に対する質問
「3つのグラスを飲み干す順番の中に、Aの次にBを飲むという組み合わせがある場合、即死するか?」(単に「〜場合、死ぬか?」では不可)
魔女の解答
4の場合「No」ABCだろうがCABだろうが即死しない
→CABの順で飲み干す。
6の場合「Yes」ABCだろうがCABだろうが即死
→CBAの順で飲み干す。
(「Yes」または「No」と答えた場合、質問で挙げなかったグラスの中身は胃薬)それ以外の場合、魔女は「Yes」とも「No」とも答えられない(無言)。理由は、例えば1の場合、ABCの順なら助かるがCABの順なら即死するから。
2の場合、ABCの順なら即死だが、CABの順なら即死しない(10日後に死ぬ) から。3と5の場合も同様に考えることができる。
最初の質問で魔女が無言だった場合、質問のAとBのところをBとCに入れ替えれば(2つ目の質問)、1と2の場合で助かる順番がわかる。3と5の場合は再び魔女は答えられない。2つ目の質問でも魔女が無言だった場合、最初の質問のAとBのところをCとAに入れ替えれば、3と5の場合で助かる順番がわかる
◆tmkさんの解答
まず3つのグラスをABCとします。
魔女には、こう質問します。
「まずAのグラスを飲んで、次に毒薬を飲んで、
そして最後にBのグラスを飲めば私は生き残れるのか?」
もし、AまたはBのグラスのどちらかが毒薬の場合、
YES or NOで答えられない質問になるので、魔女は沈黙します。
つまり、毒薬はABのうちどちらか一方なのです。
魔女が沈黙した場合は、次はACやBCで試します。
質問を繰り返し(上手く行けば1回で、最悪でも3回目で)
YESと言えば、そのまま飲めば良いし、
NOと言えば、選択したグラス(AB,BC,CA)を逆に飲めば良いのです。
例)Aが毒薬、Bが胃薬、Cが解毒剤だった場合
「まずAのグラスを飲んで、次に毒薬を飲んで、
そして最後にBのグラスを飲めば私は生き残れるのか?」
Aのグラスが毒薬なので、こういう事象はありえないので魔女は沈黙。
そこでまた質問します。
「まずBのグラスを飲んで、次に毒薬を飲んで、
そして最後にCのグラスを飲めば私は生き残れるのか?」
胃薬、毒薬、解毒剤の順に飲むということなので、
生き残れる、つまり魔女はYESと言う。⇒ 飲めばよい
◆textnoteさんの解答
適当に二つのグラスを順番に指し示して、
「一つ目を飲んで発生した体内の毒を、
二つ目を飲んで消しさることはできますか?」と質問する。
・解毒剤 - 胃薬 の順番だった場合:
→ 「一つ目を飲んで発生した体内の毒」という前提からして間違っているので、
魔女はYesともNoとも言わない。 → 別の組み合わせで同じ質問をする。
・解毒剤 - 毒薬 の順番だった場合:
→ 「一つ目を飲んで発生した体内の毒」という前提からして間違っているので、
魔女はYesともNoとも言わない。 → 別の組み合わせで同じ質問をする。
・胃薬 - 解毒剤 の順番だった場合:
→ 「一つ目を飲んで発生した体内の毒」という前提からして間違っているので、
魔女はYesともNoとも言わない。 → 別の組み合わせで同じ質問をする。
・胃薬 - 毒薬 の順番だった場合:
→ 「一つ目を飲んで発生した体内の毒」という前提からして間違っているので、
魔女はYesともNoとも言わない。 → 別の組み合わせで同じ質問をする。
・毒薬 - 解毒剤 の順番だった場合:
→ 消し去ることができるので、魔女はYesと答える。
→ その時指さなかった物、1つ目に指した物、2つ目に指した物の順で飲む。
・毒薬 - 胃薬 の順番だった場合:
→ 消し去ることはできないので、魔女はNoと答える。
→ 2つ目に指した物、1つ目に指した物、その時指さなかった物の順で飲む
◆tanakaさんの解答
3種類のグラスの飲む順番は、以下の6通り。
ABC、ACB、BAC、BCA、CAB、CBA。
ですので、無言が回答の場合、何回も質問していいのであれば、
「ABCの順番で飲めば、生き延びられれば、イエス、
ACBのの順番で飲めば、生き延びられれば、ノーと答えてください」
と質問し、無言であれば、同様にBAC、BCAで、それでも無言であれば、
CAB、CBAで同様に質問すればよいと思います
◆ペリーヌさんの解答
「3つのグラスの真ん中に毒薬があるならYes、左端に胃薬があるならNoと答えよ」
Yesの場合 「解毒剤、毒薬、胃薬」の並びしかない。
(胃薬、毒薬、解毒剤だと左端に胃薬があるからYesかNoで答えられないはず)
Noの場合 「胃薬、解毒剤、毒薬」
沈黙の場合は次の質問
「3つのグラスの真ん中に胃薬があるならYes、左端に毒薬があるならNoと答えよ」
Yesの場合 「解毒剤、胃薬、毒薬」しかない。
(毒薬、胃薬、解毒剤だと左端に毒薬があるからYesかNoで答えられないはず)
Noの場合 「毒薬、解毒剤、胃薬」
沈黙の場合は次の質問
「3つのグラスの真ん中に毒薬があるならYes、左端に毒薬があるならNoと答えよ」
Yesの場合 「胃薬、毒薬、解毒剤」
Noの場合 「毒薬、胃薬、解毒剤」
◆subさんの解答
まず適当に2つグラスを両手にそれぞれ持って、
「この2つが胃薬と毒薬であることを前提に、
私が今右手に持っているのはまさしく胃薬ですね!?」と質問。
「Yes」ならば、右手に胃薬、左手に毒薬、もう1つが解毒剤であることがわかります。
「No」ならば逆に、右手に毒薬、左手に胃薬、もう1つが解毒剤であることがわかります。 胃薬と毒薬の組み合わせでなければ何も答えないはずので、再度質問してみましょう
◆武蔵浦和校さんの解答
3つのグラスを仮にそれぞれABCとする。そして以下のような質問をする。
「AとBを飲んだ場合はBとCを飲んだ場合よりも死ぬ確立が高いですか?」
※この場合飲む順番は関係ない。
「YES」ならA=毒、B=解毒剤、C=胃腸薬
「NO」ならA=解毒剤、B=胃腸薬、C=毒
「答えない」ならB=毒なので2問目の質問をする。
「ABCの順番で飲んだら死にますか?」
「YES」ならA=解毒剤、C=胃腸薬
「NO」ならA=胃腸薬、C=解毒剤
★======出題者より======★
まとめますと、魔女のグラスの問題は、2通りの答えがあるということです。
1つは私の解答で、質問の内容が曖昧であること、換言すれば、
質問に出てこない条件によってYesとNoが決まることを利用したものです。
(例えば「車に引かれたら死ぬか?」といった類の質問と同じです。
単純にYesともNoともいえません)
もう1つは、tmk様やtextnote様の解答のように、質問の内容に
不可能な事象を持ち込んで、魔女を無言に追い込むものです。
どちらの解法も最終的に3つのグラスの中身が特定できればOKとします
参考
助かりたい奴が死んで 死にたい奴が生き残る 人生なんてそんなもんさ -- [手塚治虫 / BLACK JACK]
問題作成者:煙詰めさん
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