有名な有毒植物である。
主に根の部分にアコニチンをはじめとして多数の有毒成分が含まれている。 アコニチンの致死量は3-5mgである。
ヨモギと似ているので注意が必要である。
和名は附子という。漢方では薬としても使われ、薬として使われる場合はぶし、毒として使われる場合はぶすと呼ばれる(どうやらブスという言葉の語源はここから来ているらしい)。
フグ毒の主成分であるテトロドトキシンとはまったく逆の作用を起こす。そのため、それぞれの毒の作用を打ち消す作用(拮抗作用)が起こる。しかし、しばらくするとテトロドトキシンの効果が切れ始めてアコニチンの症状が現れはじめる。これにより、通常即効性の毒であるアコニチンの時間調整をすることができる。実際、これを利用したと思われる。事件が起きている。